西宮北口お菓子教室 Claire

竹内 彩乃さん

兵庫県立三田祥雲館高等学校出身
製菓本科 2007年3月卒業

“お菓子教室”も“自由な働き方”も子どもがいたから出来ました。

神戸製菓への入学を決めた理由は何だったのでしょうか。

高校生の時に参加したオープンキャンパスの中でも、特に神戸製菓の先生や先輩方がフレンドリーで楽しかったからです。 また、高校の先生からも神戸製菓専門学校の就職率が良いと伺っていました。

神戸製菓での学びが、現在の仕事に役立っていることは何でしょうか。

衛生観念。お菓子を作る時に気をつけるべき衛生面のことなど、当時しっかりとご指導いただいたおかげで自然と身につきました。 お菓子作りをするうえでとても大事なことなので、お菓子教室のレッスンの中でも生徒さんへいつも伝えています。

神戸製菓の１番の魅力とは何だと思われますか。できるだけ詳しくお聞かせください。

お菓子作りの基本的な技術から製菓理論まで、熱意を持って教えてくださる先生方がいらっしゃることです。 卒業して１０年以上経っても私のことを覚えていてくださり、いつ遊びに行ってもあたたかく迎えてくださいます。

開業されるまでの経緯についてお聞かせください。

卒業後は神戸のパティスリーに就職しました。
その後、出産のため退職。やっぱりお菓子作りが好きだったので、子どもを育てながらお菓子に携わる仕事がないか調べました。子どもの学校行事にも参加でき、お菓子にも関わることが出来ることを考え、自宅キッチンでお菓子教室をオープンすることにしました。 人と接することも好きだったので、私にとってベストな選択でした。

ＳＮＳを使って募集をし、徐々に生徒さんも増えてきたところでコロナ禍になりましたので、自宅での開催は難しいと考え、お菓子教室専用に物件を借りました。その頃、上の子が中学に進学して仕事に費やせる時間も多くなったことから、レッスンの回数を増やしてオンラインでの販売も意欲的に始めました。

子どもの成長に合わせ、仕事のペースを変えられるお菓子教室とオンライン販売は、私にとって自分の夢と子育てを両立できるベストな形です。

現在お店のこだわりとは何でしょうか。また、その理由をお聞かせください。。

教室から生まれるお菓子で、お越しくださる生徒さんやご家族、大切な方々が「笑顔になる」「ほっこり幸せな気持ちになる」ことを第一に考えたレシピ開発をしています。

お店の名前の由来について教えてください。

「Ｃｌａｉｒｅ」は「明るい」という意味です。お越しくださる生徒さんが、明るく澄んだ気持ちになってくださるようにと、この名前にしました。

現在までに、苦労されたことや努力されたこと、特に力を入れられたことなどを教えてください。また、忘れられない出来事や嬉しかったエピソードについてもお聞かせください。

お菓子を習いにきてくださる生徒さんが、どのようなお菓子を求めていらっしゃるか、また、提案するレシピの開発に苦労しました。パティスリーとは異なるので、お菓子教室は自宅で再現可能なメニューである必要があります。材料についても、手に入りやすいものを使用しています。自宅で簡単にお店のようなお菓子を作りたいという生徒さんが多く、その要望に応えつつ提案するため、難しい工程や手に入りづらい材料以外のもので、レシピを考えるのが1番難しかったです。

オープン当初より何年もお越しくださっている方が、「お菓子を作って家族から喜んでもらえるのが、生き甲斐になりました。先生のおかげで人生に彩りができた。」と言ってくださったことがとても嬉しかったです。

将来、どのような夢をお持ちですか。

「お菓子作りを仕事にしたい」という方は多いと思います。その中で、私と同じように子どもがいたりするとなかなか踏み出せない方も多いと思います。 今後はそんな方へ、夢を叶えるお手伝いをしたいと思っています。 もちろんお菓子教室をもっと大きくしたいですし、講師も育てたい。
子どもが手を離れたら、小さな焼菓子店もオープンしてみたい。 やりたいことや夢がいっぱいです。

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