☆30歳の決断☆事務職からブーランジェ(パン職人)を目指して~卒業生インタビュー~
2020.09.19 | 製パン本科(昼1年制)
神戸製菓専門学校には高校を卒業してすぐに入学される方はもちろん、
社会人経験を経てから入学される方もいて、幅広い年齢層の学生が在籍しています。
今回は関西外国語大学を卒業後、一般企業の事務職で8年間勤務した後、
神戸製菓専門学校の製パン本科に入学された林 恵美さん(入学時30歳)にインタビューをしました。
林さんは2018年3月に神戸製菓の製パン本科を卒業後、
製パンの大手企業に就職され、退職後の現在もパンに関わるお仕事をされています。
Q1.8年も務めた事務職から製パン業界に転身しようと思った理由は?
A.事務職4年目の26歳の時、1人暮らしを始めたのをきっかけに、料理教室に通うことにしました。その中でパン作りを学ぶこともあったのですが、その時は料理よりもパン作りの方が楽しいと感じていた程度でした。30歳になるタイミングで「このままでいいのだろうか?」「もっと人と関わる仕事をしてみたい!」「何か手に職をつけたい!」と思うようになりました。その時に頭に浮かんだのが、料理教室で楽しいと感じた“パン作りを仕事にする”ということです。未経験でいきなり現場に出るのは不安だったので、専門学校に通うことを考えました。しかし、もう30歳でしたので、2年間も仕事をせずに学校に通う余裕はなく、「どこか短期間で学べる学校はないかなぁ?」と探していたところ見つけたのが1年間で製パン技術を学べる神戸製菓専門学校の製パン本科でした。オープンキャンパスに参加した時、「製パン本科には社会人経験者の在校生や卒業生がたくさんいる」「自分よりも年上の人が入学し、就職した実績もある」という話を聞き、入学を決めました。
Q2.入学前はどのような不安がありましたか?
A.1つは自分より10歳以上年下のクラスメイトが多い雰囲気になじめるだろうかという不安でした。もともと人見知りなので、「技術が身につけば、別に友達なんて出来なくてもいいや・・・」という考えもあったのですが、実際に入学してみると、年齢が近いクラスメイトもいましたし、実習ではグループで作業することが多く、自然とコミュニケーションを取る機会も多かったので、年齢の差はほとんど感じることなく、自然と距離は縮まっていき、周りの雰囲気にもすぐに打ち解けることが出来ました。当時のクラスメイトとは卒業した今でも連絡を取り合ったり、一緒にご飯を食べに行ったりしています。もう1つ、就職に対する不安もあったのですが、製パン本科の先生がしっかりサポートして下さったので、在学中の夏には就職内定を頂くことが出来ました。
Q3.社会人経験者だからこそのメリットを感じたことはありますか?
A.最初の就職先では、前職8年間の事務処理能力を評価して頂き、材料の発注業務やPCを使う仕事など、入社早々に任せて頂くことが出来ました。社会人経験を年齢的なデメリットと考えず、社会人経験があるからこそ、若い人には負けないメリットがあるのだと、現場に出てから感じました。そう言えば神戸製菓在学中も、授業中や定期試験前も「若い子には負けへんで!」というモチベーションで学生時代を過ごしていました。
林さん、ありがとうございました!
■神戸製菓専門学校の製パン本科について詳しく知りたい方は→https://www.kobeseika.ac.jp/subject/seipan/
■オープンキャンパスの日程は→https://www.kobeseika.ac.jp/opencampus/oc/