キッチンカーでお菓子販売!卒業生紹介

2024.06.10 | 在校生・卒業生インタビュー


卒業生 森本さん(2007年3月卒)
兵庫県立三木東高等学校出身

本校卒業後、パティスリーを経験された後、フランスへ。
その後、現在の「お菓子の移動販売車merci trois」を開始されました。
今回のブログでは、高校生時代から現在のお仕事に至るまでのインタビューをご紹介します!

中学時代からパティシエになりたかった

実家がレストランをしており、調理やデザートの本が家にあったので自然と食に興味を持ちました。

兄が調理の道に進んだので、同じは嫌だと(笑)。
食の中でも「可愛いもの」が好きで、中学生くらいの時にパティシエの道へ進もうと思いました。

 

日常の中で気軽にお菓子に触れてほしいと思いキッチンカーを始めた

キッチンカーを始めようとおもったきっかけは、コロナでした。
実家のレストランが休みになり、テイクアウト販売をし始めたときに「こういう売り方もあるのか」と気づきました。

日本のケーキ屋さんは、どちらかといえば特別な時に改まって行く感じですが、ワーキングホリデーでフランスに行ったときに、向こうのケーキ屋はもっとラフで、マカロン1個買いに来るようなコンビニ的な気軽さで日常にある感じがすごくいいなと感じました。

私もお客さんにもっと気軽にお菓子に触れる機会を持ってほしいと思い、自分が思い描くケーキ屋のスタイルがキッチンカー販売でした。

いざやってみると野外での販売は難しく、それほど凝ったものは出せないし、特に夏場は出す商品をかなり考えています。

でも店舗のケーキ屋さんに比べたら買いやすさがあって、「ケーキ」というより「お菓子」に気軽に触れてもらえる機会になっていると思うので、自分がやりたかったことができていると思っています。

神戸製菓時代に教えてもらった現場で使える基礎

神戸製菓に入学してよかったと感じることは、実習や国家試験のための勉強などはもちろんですが、基礎が知れたこと。

例えばダスターの畳み方や掃除の仕方などを知っているだけで、その後の習得の速さが異なります。製菓業界でのルールを知っているベースがある分、いろんな技術が早く自分に入ると実感しました。

これに気づいたのは卒業してからでしたが、現場に出たときに「授業で当たり前にやっていたことが現場につながっている」と感じました。

あとは、オープンキャンパスで学生スタッフとして活動していたことです。

もともと接客がかなり苦手でそれを克服したいと学生スタッフに応募したのですが、その時の経験が今のキッチンカーでの接客に活かされていると思います。

 

自分の興味にあわせて今しかできないことをやってきた

高校生のときは、ホテルとかでケーキをバリバリ作っているような働き方を想像していました。

卒業してからパティスリーで働きましたが、いろんな経験していく中で次第に自分の興味が変わっていき、「今しかできないことをやろう」という信念をもって進んできました。今はやりたいことができて楽しいです!

高校生へメッセージ

好きなことを仕事にできることは幸せなことだと思います。

興味があることがあるならチャレンジしたらいいし、諦めずに本当に好きだと思えることをやってほしい。

今の時代、パティシエの働き方は色んな形があって、いろんな可能性があると思うから頑張ってください。