ですが、パティシエはいわゆる「街のケーキ屋さん」のような洋菓子店だけでなく、ホテルやレストラン、洋菓子メーカーなどに勤務しています。
今回はさまざまな職場があるパティシエの仕事について紹介していきます。
パティシエの仕事内容とは
パティシエの仕事内容は主に3つです。
洋菓子店での仕事
1つ目は洋菓子店での仕事です。
パティシエの仕事は洋菓子を作ることですが、具体的な仕事内容は店舗によって違います。
自分一人や、あるいはほんの数人のパティシエが働く洋菓子店などでは、スイーツ生地から最後のデコレーションまでを一人で担当することがあります。
一方、大手の専門店などで働くパティシエは人数が多く、1日の製造量も非常に多いため、個人によって担当が決まっている場合やお菓子作りの工程ごとに分業することもあります。
洋菓子店でのパティシエの仕事は、朝がとても早く、夜が遅いというのも特徴です。
開店時間に商品が揃っていないという状態は許されないため、仕込み作業を早朝から行う店舗がほとんどです。
また、スイーツを作るだけではなく接客や販売に関わることもあります。
レストランでの仕事
2つ目はレストランでの仕事です。
パティシエはレストランでデザート担当として勤務することもあります。
基本的には、「アシェットデセール」と呼ばれる皿盛りデザートを作ることが主な仕事なので、盛り付けのセンスなど高い美的感覚が要求されます。
さらに、店舗によってはデザートだけでなく通常の料理の補助やホールなども任されることがあります。
必ずしも広くて動きやすい厨房とは限りませんが、作業環境がよくなくともクオリティを保てる技術力が必要です。
ホテル式場での仕事
ホテルや式場で働くパティシエは、パーティー用のデザートやウエディングケーキ、販売用の洋菓子など、様々な種類の洋菓子を作っています。
他の職業に比べれば平日はそれほど忙しくありませんが、式当日やパーティーなど大きなイベントがある週末や休日はかなりバタバタしますし、お客様が増えるクリスマス前は怒涛の忙しさになります。
多数のパティシエが一緒に働くため、作業のほとんどは分担して行います。
以上がパティシエの仕事内容です。
では次にパティシエの1日を紹介します!
パティシエの1日とは
パティシエの1日は下記の通りです。
勤務先によってその仕事内容が異なるパティシエですが、ここではパティシエの勤務先として多い洋菓子店での1日の流れをチェックしましょう。
洋菓子店に勤務するパティシエは、お店のオープン時間に間に合わせてスイーツを作るため、朝6〜7時ぐらいには仕事がスタートします。
まずはスイーツの仕込みをし、生地や焼き菓子などを作ります。
そして必要なスイーツはデコレーションをして、店頭のショーケースに並べ、朝10〜11時ぐらいのオープン時には全てのスイーツを店頭にそろえます。その後、商品の売れ行き状況を見ながら追加でスイーツを作ったり、予約のあったスイーツを作ったりします。夕方5時頃からは翌日の仕込みをはじめて、閉店後に片付けて終了という流れです。
パティシエになるにはどうしたらいいの?
未経験でパティシエになる場合は、まず下積みとして材料の軽量、下ごしらえ、仕入れなど簡単な作業を繰り返し行うことから始まります。
ある程度作業に慣れてきたら、一連の作業を任せてもらえるようになっていきます。
その一方で製菓専門学校を卒業している場合は、働き始めてすぐに接客やお菓子作りを任せるケースも増えているようです。
専門学校で基礎的な技術や知識を身につけていることもあり、未経験の場合より早くステップアップできるでしょう。
まとめ
様々な勤務先があるパティシエですが、どの職場でも修行の期間は欠かせません。
地味な作業をずっと続けるというのは簡単なことではありませんが、その下積み時代の経験がプロパティシエとなった後の原動力となります。
修行の期間は、基礎的な技術を磨き知識を深める努力をしながら、少しでも早く一人前になれるよう頑張りましょう!
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卒業生の声
オープンキャンパスでお菓子作りの楽しさを体感し、パティシエを目指すことに決めました。経験がなくても一から学べるので、不安はありませんでした。(製菓本科卒業:大手ホテル就職)
毎日実習をすることで体力もつき、現場の感覚が身につきます。(スイーツ科卒業:鳥取県出身)
ケーキ作りの基礎を徹底的に学び、自分が作っているパーツとケーキの状態を確認しながら作業できるようになりました。神戸という環境で感性も磨けます。(お菓子専科:洋菓子店就職)