それは、結婚式に華をそえるウェディングケーキを作る、ブライダルパティシエです。
ウエディングケーキは、一生に一度の思い出となる結婚式を、華やかに盛り上げる重要なアイテムです。
今回は、そんなオリジナルケーキを新郎・新婦といっしょに作り上げるブライダルパティシエについてご紹介します。
結婚式場で働くパティシエの特徴
ブライダルパティシエの最大の特徴はなんといっても、ウエディングケーキを作るという大役をまかされることでしょう。
新郎と新婦のお話を聞いて、ふたりの想いやイメージを形にするのが、結婚式場で働くパティシエの主なお仕事です。
また、最近の結婚式ではゲストが自由に好きなスイーツをえらんで食べることができる、スイーツビッフェも人気。
結婚式場ではたらくパティシエは、こういったスイーツを作ることはもちろん、当日ゲストへのデザート提供を担当することもあります。
結婚式場で働くパティシエのお仕事
ウエディングケーキは、新郎・新婦はもちろん、ゲストもとても楽しみにしている結婚式のアイテムです。
ふたりのイメージに合うようなデザインや、ウエディングケーキを出す際の演出を提案。
ウェディングプランナーを通して新郎・新婦の希望を聞き、予算に合わせた材料選びからクリームのしぼり方まで、なるべくふたりの希望にそえるよう努力するのが結婚式場で働くパティシエの仕事です。
世界に一つだけのオリジナルケーキを、結婚式に間に合うようにスケジュールを立てて作っていきます。
待ちに待った式当日は、いよいよウエディングケーキの仕上げです。
きれいにデコレーションしたケーキをていねいに披露宴会場まで運び、結婚式を華やかに演出します。
そのほかにも希望があれば、ゲストのみんなの前でデザートメニューの説明をしたり、デザートビッフェでスイーツを提供したりしますよ。
結婚式場で働くパティシエのやりがい
このようにケーキ作りを通してライフイベントのお手伝いができるのは、結婚式場で働くパティシエのやりがいだといえるでしょう。
また、結婚式場で働くパティシエは式当日、フランベやキャラメリゼなど、デザートの仕上げをするためにゲストの前に出ることもあります。
結婚式という幸せな空間で、パフォーマンスで歓声をもらったり、デザートビッフェを楽しむゲストの顔が見られるのは、ブライダルパティシエの楽しみといえるでしょう。
ブライダルパティシエになるには
ブライダルパティシエになるには、アメ細工やマジパン細工といった工芸菓子の技術やデザイン、デザートプレートの技術などを身につける必要があります。
さらにブライダル業界の知識も必要なのが、他のパティシエとは違うところです。
高い技術力や業界の知識を身につけるには、製菓専門学校で勉強するのがおすすめです。
神戸製菓専門学校の製菓本科は、7つのゼミから興味のある2つのゼミを選べるカリキュラムになっています。
たとえば、工芸菓子について学ぶ「ピエスモンテゼミ」と、ウエディングケーキやブライダル業界の研究をする「ブライダルゼミ」を選べば、ブライダルパティシエになるためのスキルをしっかり身につけることができるでしょう。
製菓本科は2年間で実習・演習は合計1,500時間以上と、関西トップクラスの実習時間です。
実習を繰り返し行うことで、ブライダルパティシエになるための自信がきっとつきますよ。
製菓本科のくわしいカリキュラムは、こちらでチェック!
ブライダルパティシエに資格は必要?
くり返しになりますが、ブライダルパティシエになるためには高い技術力が必要です。
高い技術力を証明するために、菓子製造技能士の資格を取得すると良いでしょう。
またブライダルパティシエに限らず、パティシエにとって食品衛生はとても重要な知識です。
食品衛生の知識がある証明として、製菓衛生師の資格を取るのもおすすめです。
神戸製菓は、資格の取得サポートが充実しています。
製菓本科では、製菓衛生師の取得率が2年連続100%となっています。
授業の中でしっかり製菓衛生師の試験対策をする他にも、菓子製造技能士の資格を持っている教員が卒業後もサポートするため、在学中から卒業後まで安心して資格取得を目指せます。
>>製菓衛生師の資格は取得すべき?取得の方法とメリットを紹介
神戸製菓専門学校のことが4分で分かる!学校紹介動画もぜひ見てみてください。
結婚式場で働くパティシエの将来性
結婚式場ではいろいろなスイーツが登場するため、お菓子作りに必要な技術をたくさん学ぶことができます。
特にウエディングケーキには、マジパンとよばれる特別な技術が使われます。
マジパンとは、アーモンドをすりつぶして砂糖をくわえ、ペースト状にしたものです。
それに色をつけて粘土のようにこねれば、いろんな形が自由自在につくれます。
ちなみにウエディングケーキに使われているのは、このマジパンを使った新郎・新婦のお人形作りやあめ細工など、レベルの高い技ばかりです!
ブライダルパティシエになれば、スイーツをデザインする力はもちろん、パティシエとしてそれを表現する力も一緒に身につくということですね。
2021年以降のブライダル業界は?
2020年から日本でも流行した新型コロナウイルスの影響で、「結婚式が減って、ブライダル業界に就職するのは難しいのでは?」と不安な人も多いかもしれません。
ただ、リクルートブライダル総研所長によると、2020年10月の時点で「2021年には挙式数が回復する」と予想されています。
またゼクシィが行ったアンケートでは、「結婚式をしたい」と考える人の割合は、コロナが流行する前と後で変化がないという結果が出ています。
このことから、2021年以降は結婚式の数が回復していき、ブライダルパティシエの活躍の場もあると予想されます。
コロナ禍やアフターコロナでも結婚式は無くならず、親族や親しい人だけを呼ぶ「少人数ウエディング」、外で式をする「ガーデンウエディング」、時間を区切って招待客が密にならないようにする「二部制」、オンラインでライブ中継する「オンライン結婚式」など、形を変えて行われています。
結婚式のスタイルが変わったことで、たとえば「ガーデンウエディングに映えるようなウエディングケーキ」や、「画面越しでも華やかに見えるウエディングケーキ」など、ブライダルパティシエの腕の見せどころも今後変わっていくかもしれませんね。
参考URL:
・結婚式、5月は予定の9割減。ゼクシィ「挙式数、来年には回復する見込み」|BUSINESS INSIDER
・大切な人が明確になったアフターコロナの世界。結婚式に及ぼす影響とは|ブライダル総研
パティシエとして結婚式に華をそえよう
さらに式当日にスイーツビッフェでデザートをふるまえば、新郎・新婦やゲストのみんなの笑顔が見られますよ。
誕生日やちょっとした記念日に幸せをそえる街のケーキ屋さんもいいですが、ブライダルパティシエには人生の節目をケーキでお祝いできるという楽しみがあります。
ただし、ウエディングケーキは新郎・新婦のオーダーに合わせて作るオリジナルケーキ。
結婚式場でパティシエとして働きたいなら、製菓の専門学校に通って、あらかじめお菓子作りの技術を身につけておくとよいでしょう。
神戸製菓専門学校なら、マジパンやあめ細工などブライダルパティシエに必要な技術が学べますよ。
「ブライダルパティシエになりたいけど、向いているかわからない」「ブライダルパティシエの就職先は?」など、ブライダルパティシエについてもっと色々質問したいという人は、神戸製菓専門学校のオープンキャンパスに参加してみましょう。
ケーキ作りを体験できるだけでなく、個別相談で悩みや疑問を聞いてもらえます。
「なかなかオープンキャンパスに行けない」「家が遠い」という人は、高校生限定でオンラインオープンキャンパスも開催しています。(2021年3月現在)
ブライダルパティシエを目指す人は、まずは神戸製菓のオープンキャンパスで分からないことを色々聞いてみましょう。
どんなオープンキャンパスをやっているのかは、こちらのページでチェック!
神戸製菓専門学校の公式インスタグラムでは、オープンキャンパスの様子も紹介しています。
https://www.instagram.com/p/CMZFeOipY_j/?igshid=13hj1lhkka7k5
パティシエを目指すなら神戸製菓専門学校で学びませんか?
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製菓本科では、在学中に国家資格「製菓衛生師」の取得を目指すことができ、卒業後は国家検定「菓子製造技能士2級」の受験資格も得られます。
なお、国家資格「製菓衛生師」の合格率は2年連続100%です。
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