コース料理の最後を飾るレストランのデザートはもちろん、ビッフェに並ぶ宝石のように色とりどりなスイーツを作るのもホテルのパティシエのお仕事。
そんなおしゃれな非日常を演出する、ホテルで働くパティシエのお仕事をくわしく解説していきます!
ホテルで働くパティシエの特徴
ホテルで働くパティシエは、レストランのディナーやデザートビッフェなどでスイーツを手がけます。
そのほかホテル内のラウンジやショップ、パーティや宴会などでさまざまなシチュエーションを担当。
チャペルや披露宴会場などが中にあるホテルだと、結婚式の華をかざるウェディングケーキを任されることもあります。
このようにホテルでは、お客様の特別な1日を演出するために、たくさんのスイーツやデザートがいろいろな場面でふるまわれます。
このため色とりどりのたくさんのスイーツに触れられるのが、ホテルで働くパティシエの魅力です。
ホテルで働くパティシエのお仕事
その中でもホテルのパティシエが働くのは、デザートを専門に作るペストリー部門です。
ホテルによって、「宴会セールス」や「ウェディングセールス」などの部門に分かれ、それぞれの役割にわかれてお菓子作り!
時には何百人ものお客さんにデザートを出さなければならないこともあるため、みんなで協力してすばやく・たくさんのスイーツを作っていきます。
ホテルで働くパティシエのやりがい
ホテルのパティシエはペストリー部門で1日働くため、お客さんとお話しすることはあまりありません。
しかし、スイーツビッフェでクリームブリュレのキャラメリゼなどの仕上げ担当や、デザートを盛り付けるポジションにつけば、お客さんの笑顔を近くでみることができます。
チャペルや宴会場も中に入っていて、結婚式も行なっているホテルであれば、ウエディングケーキやアメ細工などの特別な技術も必要です。
また、ホテルパティシエでは、部門によってはアシェットデセール(皿盛り)ができるのも魅力です。
できたてのデザートを提供するので、冷たいものと温かいものを一緒に乗せるなど、普通のケーキ屋さんではできない表現が楽しめます。
温度のほかにも味や香り、食感にこだわった一品が作れるのは、パティシエとしての腕の見せどころですね!
そのほか、ホテルで働くパティシエさんと別の職場にいるパティシエとの違いとしては、調理部門やサービス部門など、多くの部門とコミュニケーションをとることがあげられます。
ホテルには、洋食・和食のシェフやサービススタッフなど、たくさんの人が働いています。
パティシエでありながら、こういったちがうお仕事の人と協力して働くことができるのは、ホテル勤務ならではのおもしろさです。
パティシエというと、一人でじっくり一つのスイーツを仕上げる、個人プレイのイメージが強いですね。
でもホテルで働くパティシエの場合は、「みんなでお客さんへの料理を完成させる」というチーム戦のようなやりがいが感じられますよ。
ホテルで働くパティシエの将来性
しかし、ホテルで働くパティシエは、そのようなパティスリーでの勤務とは違って、お仕事は基本的に役割分担!
レストラン部門、宴会部門など、部門で分かれていることが多いです。
こういった場合、新人のパティシエさんは「最初は仕込み担当、来年は生地担当」など、ローテーションして一つ一つ仕事を覚えていきます。
このため一人前になるには少し時間がかかりますが、そのぶんお菓子作りの技術を一つ一つしっかり磨くことができますよ。
またホテルでの勤務は、いつか自分のお店を出すためのパティシエ修行の場としても向いています。
コンテストでの作品作りに向けていいヒントやアイデアが得られるかもしれません。
もちろん、有名なホテルや一流ホテルで働くというのもパティシエの憧れの一つですね。
同じお店でじっくり経験を積んで、将来的にはホテルやレストランのパティシエをひっぱっていくシェフ・パティシエを目指すのもすてきです。
憧れのホテルでパティシエとして働こう
ホテルには、ラウンジやスイーツショップ、宴会場やスイーツビッフェなどパティシエが登場するシーンがたくさん!
特に、有名なホテルや一流ホテルのパティシエを目指すなら、資格があると就職に有利。
神戸製菓専門学校なら、製菓衛生師や菓子製造技能士2級などパティシエになるうえでかならず役に立つ資格が取得できますよ。
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