ものづくりの仕事が再注目されている?職種や支援制度を紹介

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この記事の執筆者神戸製菓専門学校

お菓子・パンの本場 “神戸“にある製菓・製パンに特化した専門学校です。 三宮駅から徒歩10分。国家資格合格率2年連続100%の製菓本科(昼2年制)、毎日実習で製菓技術の基礎から応用まで身につけるスイーツ科(昼1年制)、関西唯一、1年間でパン作りの知識・技術を身につける製パン本科(昼1年制)、全国的にも珍しい夜間課程、働きながら製菓・製パン技術を身につけることが出来るお菓子専科(夜1年制)、4つの学科があります。

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お菓子・パンの本場 “神戸“にある製菓・製パンに特化した専門学校です。 三宮駅から徒歩10分。国家資格合格率2年連続100%の製菓本科(昼2年制)、毎日実習で製菓技術の基礎から応用まで身につけるスイーツ科(昼1年制)、関西唯一、1年間でパン作りの知識・技術を身につける製パン本科(昼1年制)、全国的にも珍しい夜間課程、働きながら製菓・製パン技術を身につけることが出来るお菓子専科(夜1年制)、4つの学科があります。

ものづくりの仕事が再注目されている?職種や支援制度を紹介

デジタル化が進む現代では、AIの普及によってさまざまな仕事の存続が危ぶまれています。

そんななか、多くの職人が活躍する「ものづくりの仕事」が再び注目を集めています。

ものづくりとは幅広い職業に通ずる仕事であり、食品や工芸からITやファッションまで職種は多岐にわたりますが、「ものづくりの仕事」もAIにとられてしまうのでしょうか?

今回は、ものづくりの仕事に関して、職種魅力向いてる人の特徴国による支援制度将来性などをご紹介します。

ものづくりの仕事とは?

ものづくりの仕事とは、「専門技術を体得した人や職人が物を作りだす仕事」のことです。

職人というワードを見ると伝統工芸をイメージしやすいですが、食料品や家具、建造物、自動車、電子機器といった、身近な製品や建物もものづくりの仕事によって作られています。

有形無形に関わらず、システムやアプリケーション、動画といった形のない物をつくりだすのもものづくりの仕事です。

このように、世の中の多くのものがものづくりの仕事によって作られています。

ものづくりに携わる人は基本的に高い専門性が求められ、その中でも熟練の技術を身につけた者は「職人」と呼ばれます。

職人ほどスキルの高い人は、転職や独立など働き方の選択肢を広げることができます。

>>何かの分野で「職人」になりたい方はこちら

ものづくりの仕事の種類

ものづくりの仕事の種類

冒頭でも述べた通り、ものづくりはあらゆる業界に関わる仕事であり、職種は多岐にわたります。

製造業、建設業、IT業界、アパレル業界、クリエイティブ業界におけるものづくりの仕事を紹介します。

製造業:食品系のものづくり

製造業とは「原材料を加工して製品を作り消費者に提供する」産業のことです。基本的に製品の開発から生産、販売までの業務にあたりますが、働き方や職種によって業務内容は大きく異なります。

食品系の製造業には、パティシエやパン職人などのように専門店に勤める職業や、食品メーカーなどの企業や会社に勤める職業があります。

専門店などに勤める職人たちは、最終的に一連の業務を担いますが、お店によっては生産と販売で役割を分担することもあります。

食品メーカーに勤める場合は、部署ごとで役割を分担して作業することがほとんどです。製品開発の研究をする者や、製造ラインで生産業務にあたる者、オフィスで管理職にあたる者など、職種や業務内容はさまざまあります。

食品に関する専門スキルを求められることも多いですが、製造ラインの仕事など職種によっては未経験の方も挑戦することができます。

>>食品メーカーにおける商品開発の仕事について詳しく知りたい方はこちら

製造業:工芸系のものづくり

工芸系の製造業では、工芸品と言われる「日常生活で使用される物のうち美的効果を備えた物」をつくりだします。

陶芸作家や人形作家、織物職人といった職業が該当しますが、食品メーカーのように、企業や会社に勤めて工場で製造する働き方もあります。

製造業:機械工業系のものづくり

機械工業とは、機械やその部品を作りだす工業のことです。

機械工業で作られる製品には、テレビやパソコン、スマートフォン、自動車など、日常的に使用する電子製品があります。

機械工業系の製造業をする場合は、企業や会社に勤めるケースが多く、工場勤務やさまざまな職種のプロフェッショナルたちが連携してものづくりを行っています。

建設業のものづくり

建設業とは、土木建築に関する工事の完成を請け負う営業のことです。

建築業のものづくりのスケールは大きく、家やビル、橋、道路、ダムなど、暮らしに必要なものや暮らしを豊かにするもの、人が暮らすための空間などを作ります。

建設業のものづくりの仕事をする場合は、企業や会社に勤めることが多いです。

設計者や施工者、管理職にあたる者など、職種ごとに役割を分担して作業します。

IT業界のものづくり

情報技術を駆使して開発したサービスやシステムなどを提供するIT業界も、ものづくりの仕事のひとつです。

IT業界でものづくりを行っているのは、システムエンジニアやプログラマー、Webデザイナー、製品開発・研究開発などの「開発・エンジニア系の職種」です。

デジタル化が進むなかIT業界は人手が足りていないため、未経験を歓迎する企業も増えています。

クリエイティブ業界のものづくり

クリエイティブ業界とは、独自のアイデアや表現を活かして創作したものを世の中に発信・提供する仕事です。創作物は、テレビやWeb、新聞、雑誌、ファッション、ゲームなど、あらゆる媒体を使って発信されます。

職種は多種多様に存在し、デザイナーや動画クリエイター、ゲームクリエイター、イラストレーター、Webライターなど、幅広い業種に関連しています。

ものづくりの仕事の魅力

業種・職種によって、作る物の種類も業務内容も大幅に異なるものづくりの仕事ですが、どの職業にも共通して言えるのは「1から物を作り世の中へ提供する」ということです。

そんなものづくりの仕事の魅力を3つご紹介します。

おもしろみがある

「ものづくり」は自分の手で1から制作を行う仕事です。

自分のアイデアや工夫次第で、同じ製品でも全く異なる完成品を作りだすことができます。

また、商品企画や開発の過程に限らず、販売戦略を立てる、品質管理を行うといった仕事も、手先の作業だけでなく頭を使わなければできません。

製造ラインのように一定の作業を黙々とこなす仕事もありますが、このように頭で考えて作業できるおもしろさが評価されています。

やりがいがある

ものづくりの仕事の一連の流れは「製品の開発から消費者の元に届くまで」ですが、まずは製品の完成を目指して作業を進めているため、実際に製品が出来上がったときには達成感を得られます。

さらに製品販売後は、自分のつくった製品が販売されている姿や社会の役に立っている姿を見て喜びを感じたり、数字や言葉などで消費者のリアルな反応に刺激をもらったりすることができます。

このように、成果を可視化できる場面の多いものづくりの仕事は、やりがいを感じやすい仕事です。
また、年齢や経験値、技術力が上がるとともに、任される仕事のレベルが上がっていくため、仕事に向き合うほど自分の成長を体感できるのも魅力のひとつです。

手に職をつけられる

ものづくりの仕事は、専門性の高い作業を求められることが多いため、その分野に特化したスキルを身につける必要があります。

始めのうちは大変ですが、手に職をつけることで転職や再就職に有利に働いたり、独立するという選択肢が増えたりなど、「仕事に就けない」可能性を減らします。

このように、ものづくりを通して習得した専門的な知識や技術は、一生使える財産となります。

ものづくりの仕事が向いている人

ものづくりの仕事が向いてる人

ものづくりの仕事に向いている人には、以下のような特徴が挙げられます。

  • 手先が器用
  • 向上心がある
  • 柔軟な発想力がある
  • ものづくりやコツコツとした作業が好き

細かい作業の多いものづくりにおいて、手先の器用さは大切な要素です。

他にも、製品をより良くするために必要な向上心・柔軟な発想力も欠かせません。スキルアップを目指して常に努力できる方は向いているでしょう。

また、一番大切なのは、ものづくりが好きという気持ちです。

ものづくりの仕事は、職人や一人前として認められるまでに時間がかかります。長い下積み期間に心が折れてしまう方も少なくありません。

コツコツとした作業の多いものづくりを楽しみながら成長できる方が、ものづくりの仕事に向いています。
>>自分に向いている職業の見つけ方を知りたい方はこちら

ものづくりの仕事に就くには

専門職の多いものづくりの仕事は、企業や職種によっては未経験の求人もありますが、多くの企業や専門店はその分野の知識・技術を習得している方を採用します。

そのため物作りの仕事に就くには、その分野に特化した専門学校などで専門スキルを身につけることが重要です。

専門学校では、設備の整った環境で必要なスキルを体系的に学べるだけでなく、仕事に役立つ資格を取得したり、就職サポートを受けられたりするメリットもあります。

例:パン職人(ブーランジェ)になるには

ものづくりの仕事に就くための例として、パンづくりのプロである「ブーランジェ」を未経験から目指す方法をご紹介します。

ブーランジェになる方法は、大きく分けて以下の2つです。

  • パン屋で働きながら経験を積む
  • 専門学校でスキルを身につける

パンづくりに必要な知識・技術は、パン屋で修行を積むか、専門学校に通うことで習得できます。

2つの選択肢のうち、専門学校で学んでから就職する方法が一般的であり最短とされています。

専門学校で製パンを学ぶ主なメリットは以下の3つです。

  • 実習で現場を想定した動きがイメージできる
  • 就職や開業時にサポートしてもらえる
  • 国家資格の受験資格が得られる

専門学校では、製パン・製菓に関する国家資格の取得を目指すことができます。資格は「スキルの証明」になるため、特に専門職を目指す方は取得がおすすめです。就職の際に有利になることもあります。

ブーランジェの就職先はパン屋だけでなく、パンを製造する企業や、ホテル、レストランなど幅広いため、さまざまな現場で活躍することができます。

以下の記事では、最短でブーランジェになる方法について記載しています。ブーランジェに役立つ資格や、製パンの専門学校に通うメリットなどを詳細にまとめていますので、ぜひ併せてご覧ください。
>>最短でブーランジェ(パン職人)になるには専門学校に通うべき?

独立・開業する

企業や専門店に就職して経験を積んだのちに、独立して自分の会社や店舗を持つという選択肢もあります。

ものづくりの仕事で独立するには、基本的に職人と認められている必要があり、高いスキルや志が必要です。また、経営に関する知識も求められます。

独立の例として、以下の記事を紹介します。

専門店を開業する準備や流れ、メリット・デメリットなどについてまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。
>>パン屋さんを開業してお店を持ちたい!必要な資金や準備、資格をご紹介

ものづくりの仕事関連の支援制度

ものづくりの仕事をする際には、国から支援を受けることができます。

上記の3つは、ものづくりの仕事に関する支援制度です。サービスや設備への投資資金の補助や、技能継承や後継者育成のサポートを行ってくれます。起業・開業して間もない事業者も利用可能です。

このように国が投資している仕事であることからも、現代の日本において、ものづくりの仕事が重要視されていることがわかります。

ものづくりの仕事の将来性

現代の日本は第三次産業が主流ですが、職人の手による「ものづくり」が再評価されています。

ものづくりは今後も将来性のある仕事であり、実際に国の援助を受けられていることがその証拠のひとつです。

AIに仕事を奪われる可能性は低い

AIの普及に伴い、ものづくりの仕事はなくなるのではないかという意見が多く上がっていますが、その可能性は低いと言えます。

ものづくりに必要な独創的な発想や創造性は、AIが持ち合わせない能力だからです。

現代のAIはプログラムされた動作に従って作業します。

将来的にクリエイティブに作業するAIが開発されたとしても、人から生まれる感性や繊細さを生かしたものづくりや、対人間への柔軟な応対は、ロボット技術を駆使するAIには難しいとされています。

まとめ

今回は、ものづくりの仕事についてまとめました。

ものづくりは高い専門性が求められる仕事ですが、必要なスキルは専門学校や独学で習得することができます。

ものづくりが好きな方ややりがいのある仕事をしたい方は、興味のある分野でものづくりの仕事に挑戦してみてはいかがでしょうか。

パティシエやパン職人など、お菓子・パン作りに興味のある方は「神戸製菓専門学校」でのスキル習得がおすすめです。担任制を採用しているため、学生一人ひとりの個性を把握しながら、勉強から就職活動、卒業後まで丁寧にサポートします。
また、神戸製菓専門学校では、体験型のオープンキャンパス実習見学会を随時開催しています。製菓に興味のある方は、ぜひ一度ものづくりを体験してみてください。

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