見た目でも味でも楽しませてくれるお菓子作りのプロであるパティシエですが、その裏には大変な苦労があるのをご存じでしょうか?
一人前のパティシエになるまでは、さまざまな苦労を乗り越えていかなくてはなりません。
今回はパティシエの大変なことと、やりがいについてリアルに解説していきます。
パティシエの大変なことって?
パティシエの大変なことについて見ていきましょう。
仕事を覚えて慣れるまでが大変
パティシエは家で作るお菓子作りとは異なり、1日に数百個という数のケーキを作ります。
それに加え、作るケーキは味も見た目もすべて同じクオリティで仕上げなくてはなりません。
ケーキ作りは決められた手順を単にこなせばいいわけではなく、何回も同じ動作を繰り返しながら体で覚える必要があります。
お菓子作りは材料の鮮度や部屋の温度にも影響されるほど繊細な作業のため、頭で考える力も必要です。
豊富な練習量と臨機応変に対応できる知識力が求められる仕事といえるため、仕事に慣れるまでが苦労するでしょう。
高収入を目指すのが難しい
経験の浅いパティシエや見習いの給料は、月十数万円程度といわれています。
また、ある程度経験を積んできた30代でも20~25万円程度で、一般企業の初任給並みの場合も。
特に、小さな個人経営の店舗は水準を保ち続けるのが難しく、ボーナスや昇給などがない場合もあるのです。
この背景には、ケーキの原価率の高さが関係しており、材料費がかかることからなかなか利益が出にくい仕事だといわれています。
勤務時間が長い
パティシエは朝早くから夜遅くまでと勤務時間が長く、休みが週1日程度しかない店舗もあります。
店舗によって異なりますが朝6時ぐらいから仕込みを始め、終わるのは夜9時というのが一般的です。
パティシエが多い店舗ではシフト制のところもありますが、クリスマスなどの大きな行事の前には残業が増える可能性もあります。
拘束時間と給料が伴わない仕事といっても過言ではないでしょう。
怪我をする可能性が高い
パティシエの仕事には、刃物や業務用の機械が欠かせません。
業務用のミキサーは撹拌スピードが速いので、誤って手を入れてしまうと大怪我につながることもあります。
また、焼けたスポンジを取り出す際の天板にも十分な注意が必要です。
200℃近くの高温で焼き上げるため、誤って天板に触れるとやけどをする可能性もあります。
このように、パティシエは怪我と隣り合わせの仕事でもあるので、注意しながら作業をしなければなりません。
パティシエのやりがいって?
大変なことが多いパティシエですが、やりがいを感じることも多くあります。
どのようなやりがいがあるのか見ていきましょう。
人を笑顔にする仕事
スイーツは、人を笑顔にしてくれる魅力のある食べ物です。
お祝いのシーンでスイーツが出てくると、嬉しくて自然と笑顔がこぼれるものではないでしょうか。
また、疲れているときに食べると癒しを与えてくれることもあります。
このように、自分が作ったスイーツにより人々を笑顔にし、癒しを与えられるのはパティシエのやりがいの一つといえるでしょう。
「また食べたい」「美味しかった」などといったお客様の声を聞けると、モチベーションアップにもつながります。
オリジナルスイーツ開発のチャンス
パティシエの経験を積んでいくと、新しいスイーツの開発に携われるようになります。
パティシエとしてスキルや知識を身に付けてくると、さまざまなアイディアが思い浮かんできて自分の作りたいスイーツが明確になってくるはずです。
そうなると、オリジナルスイーツの開発のチャンスにもつながり、自分のアイディアで生まれた商品をお客様に届けることができます。
新たな自分を開拓できるチャンスもあるパティシエは、クリエイティブで魅力的な仕事といえるでしょう。
一生もののスキルと知識が身に付く
一人前のパティシエになるためには、経験を積んでスキルや知識を身に付けなくてはなりません。
経験が浅いうちは大変なことも多くありますが、徐々にできることも増えていくようになるでしょう。
一人前のパティシエになったとしても、スイーツに関する研究や新たな商品開発は日々欠かせません。
このように常にパティシエとして努力をしていれば、一生もののスキルと知識を身に付けることができるでしょう。
一人前のパティシエを目指すなら専門学校がおすすめ
経験が浅いうちは仕事面や給料面で大変なこともあるパティシエですが、人に喜びや笑顔を与えられるやりがいのある仕事でもあります。
一人前のパティシエを目指したいなら専門学校で学ぶのがおすすめです。
専門学校では、パティシエに必要不可欠な技術や知識をより深く学べるカリキュラムを用意しています。
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