★製パン本科★日清製粉グループ オリエンタル酵母工業株式会社様から学ぶ特別授業

2022.10.21 | 製パン本科(昼1年制)

皆さんはパンが何故ふんわり膨らむのか、考えたことはありますか?

そう、パンを膨らませるためには「酵母」が必須。

 

今回の特別授業では、日本で最初の製パン用イーストメーカーとして創立した、日清製粉グループのオリエンタル酵母工業株式会社様にお越しいただき、パン作りには欠かせない酵母の役割や改良剤について学ぶ貴重な機会をいただきました。

オリエンタル酵母工業株式会社

食品事業本部生産・研究開発統括部 重松敏浩 様

 

●酵母について知る

パンの起源やパン酵母の製造工程を詳しく解説していただきました。

生地を膨らませるものといえば、酵母の他にもベーキングパウダーなどの膨張剤がありますよね。

ベーキングパウダーではパンはできない理由や、パンを膨らませる以外の酵母の働きについても知ることができました。

●改良剤について知る

パンは生き物と言われており、デリケートで温度や湿度など非常に影響を受けやすいです。

品質改良剤は良質なパンを安定して作り続ける手助けをしてくれます。

焼き色を良くしたい、ソフト性を高めたい、など様々な用途に合った改良剤についても学ばせていただきました。

●実践で学ぶ

講義形式で知識を吸収するだけでなく、実践的に学びました!

初めて挑戦する成形も多く、しっかりと手順を確認しながら行います。

 

目で見て、手で直接触って、先生のお手本を焼きつけます。

 

今回教わったパンは、オリエンタル酵母さんの開発した品質改良剤を使用しており、通常よりも短い発酵時間で完成しました✨

パン作りには発酵が欠かせないため、作る量によってはどうしても拘束時間が長くなってしまいます。

そんな時に、このような改良剤を使うことで作業時間をコントロールすることができるのです!現代の働き方にも合っていますよね。

 

同じ生地から作ったパンでも、成形方法や生地の大きさによって食感や風味が変わることも実感しました。

 

今回の実習の感想を在校生にも聞いてみました!

髙見愛さん(兵庫県立加古川西高等学校出身)

「将来は開業も考えているので、今回の授業で大好きなパンをより深く知ることができてよかったです!

粉や改良剤など、どんな時に使うといいのかを含めて教えていただけて、パン作りの幅が広がりました。

今日勉強して終わりではなく、これからの授業や卒業後にも今日の学びを活かしていきたいです。」

 

重松先生より

「わからないことは恥ずかしいことではありません。なぜだろう?と些細なことでも疑問をもって、考え、聞く習慣をもつことが大切です。お金や時間がある方はドイツやフランスなど海外にも行って、ぜひ刺激を受けてほしいです。」

 

重松先生、貴重なお時間をありがとうございました!

*今回お世話になったオリエンタル酵母工業株式会様のHPはコチラ↓

https://www.oyc.co.jp/

 

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