ケーキや焼き菓子など、さまざまな種類があるお菓子に関する仕事には、たくさんの職種があります。
どの職種を目指すかによって 学ぶべき内容が異なるため、どのようなものがあるのか把握しておくことが大切です。
そこで今回は、お菓子に関わる職種を10個ご紹介しましょう。
それぞれの具体的な仕事内容や魅力を知って、将来のビジョンが明確に描けるよう参考にしてみてください。
お菓子を作る仕事6選
まずはお菓子を作る仕事を6種類ご紹介します。
どの職種に就くとしても基本的に必須資格はありませんが、製菓衛生師や菓子製造技能士といった、お菓子に関わる知識が身につく資格を所得しておくと、就職に有利になることがあります。
1.パティシエ
パティシエは、フランス語で菓子職人という意味を持ちます。
男性は「パティシエ」女性は「パティシエール」と呼ぶのが一般的です。
ケーキやタルトをはじめ、ムースやチョコレート菓子、ゼリーやクッキーなど、洋菓子を作る仕事がメイン。
洋菓子店やレストランなどが、主な就職先です。
2.ウェディングパティシエ/ブライダルパティシエ
ウェディングパティシエは、ブライダルパティシエとも呼ばれる職種で、主にウェディングケーキを作る職人のことをいいます。
ほかにも披露宴でゲストに出すお菓子や引き出物のお菓子を手掛けることもある仕事。
結婚式場やホテルが主な職場です。
ときには、結婚式場となるホテルやレストランで販売するためのお菓子の開発や製造を手掛けることもあります。
3.和菓子職人
文字通り、和菓子を作る職人のことを和菓子職人といいます。
饅頭や羊羹、団子やせんべいなど、日本の伝統的なお菓子を作る仕事がメインです。
和菓子は、四季の風情を取り入れる、伝統的な技法が多いことなどから、繊細さが求められます。
和菓子店や甘味処、和菓子メーカーなどが主な就職先です。
4.ショコラティエ/ショコラティエール
チョコレート菓子製造に特化した職人のことを指します。
男性の職人を「ショコラティエ」、女性の職人を「ショコラティエール」と呼ぶのが一般的です。
粒タイプのチョコレート、ボンボンショコラやチョコレートを使った焼き菓子など、さまざまなチョコレート菓子を製造します。
造形や品質保持、温度管理など、細かな技術と深い知識が必要です。
チョコレート専門店や洋菓子店などが主な就職先として挙げられます。
5.コンフィズール/コンフィズーズ
砂糖を原料としたお菓子を作る職人です。
作るお菓子は、キャラメルや飴細工、マシュマロやコンフィチュール、ヌガーやマジパンなどが代表的。
男性の職人が「コンフィズール」、女性の職人は「コンフィズーズ」と呼び、ヨーロッパではメジャーな職種のひとつです。
砂糖の種類や温度・湿度調整などの知識や技術を身につける必要があります。
6.グラシエ/グラシエール
シャーベットやアイスクリームなど、氷菓を専門に製造する職人です。
男性は「グラシエ」、女性は「グラシエール」といいます。
氷菓に関する細かい技術や知識とともに、ベストな状態で氷菓をお客様に提供できるよう、製造のタイミングなどの時間に対する感覚も身につける必要があります。
ジェラート店やアイスクリーム専門店、レストランなどが主な就職先です。
販売に携わる仕事2選
続いては、お菓子の販売に携わる代表的な仕事を2種類ご紹介しましょう。
1.ヴァンドゥーズ
「ヴァンドゥーズ」は、お菓子を販売する女性専門職です。
男性は「ヴァンドゥール」と呼びます。
フランス語で「販売する、売る」という意味の「Vendre(ヴァンドレ) 」が元になって誕生した仕事名。
ただ単にお菓子を販売するだけではなく、お菓子に関する幅広い知識やおもてなしの心、専門的な技能などが必要とされています。
いわば、お客様にお菓子を届けるプロフェッショナルといったポジションです。
2.カフェオーナー/カフェスタッフ
カフェオーナーは、カフェを運営する仕事、カフェスタッフはカフェで働く従業員のことをいいます。
カフェオーナーは、宣伝活動やメニュー開発、資金調達や売り上げ管理など、カフェを運営していくうえで重要な仕事を担うポジション。
カフェスタッフは、調理や接客、食材管理などを任されることが多い傾向です。
しかし、カフェによっては、カフェオーナーがカフェスタッフの業務を兼任しているなど、さまざまな働き方があります。
企画・開発に携わる仕事2選
お菓子に関わる仕事には、企画や開発に関する職種もあります。
具体的な種類と、その内容をチェックしていきましょう。
1.商品開発者
新しいお菓子の開発を行う仕事です。
レシピの考案はもちろん、保存方法や賞味期限の検討、原材料費の計算など、多くの重要な仕事を担います。
試作品を作り、商品企画部門や商品製造部門などの部署と協力し、商品化できるお菓子を開発するのが主な仕事内容。
コンビニやお菓子メーカーなどが代表的な就職先です。
2.スイーツプランナー/デザートプランナー
新商品の開発や、既存のお菓子のリニューアルなどを考案する仕事です。
いわば、フードコーディネーターのお菓子バージョンのような職種。
マーケティングリサーチを行い、新店のコンセプト設定や、新商品の企画、お菓子ギフト制作など、多岐にわたる仕事をこなします。
洋菓子店やお菓子メーカー、レストランやホテルなど、就職先の選択肢が豊富。
キャリアを積み上げることで、講座講師や店舗のアドバイザーとして活躍できるケースもあります。
まとめ
お菓子に関する仕事は、意外にもたくさんあります。
自分がどの職種で活躍したいのかを明確にして、身につけるべき知識や技術を学びましょう。
こういったお菓子に関する専門的な知識を身につけるなら「神戸製菓専門学校」がおすすめです。
お菓子づくりをはじめ、専門的な資格取得を目指す講座など、幅広い知識や技術が学べます。
パティシエはもちろん、ウェディングパティシエやカフェオーナーなど、幅広い職種への就職が目指せるでしょう。
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製菓本科では、在学中に国家資格「製菓衛生師」の取得を目指すことができ、卒業後は国家検定「菓子製造技能士2級」の受験資格も得られます。
なお、国家資格「製菓衛生師」の合格率は2年連続100%です。




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