一度社会人として働き始めた後「新しいことにチャレンジしたい」「ずっと憧れだった職業に転職したい」といった思いが生まれることもあります。
そんな、新たな目標や夢を実現するため、専門学校や大学に通いたいと考えている社会人もいるでしょう。
そこで今回は、働きながら専門学校・大学に通うことはできるのかどうかをご紹介します。
社会人が専門学校や大学に働きながら通う際のポイントや学校の選び方、よくある疑問などもまとめました。
社会人が働きながら専門学校や大学に通うには
ちょっとした工夫を凝らすことで、働きながら専門学校・大学に通うことは可能です。
具体的にどのような工夫が必要なのか、社会人が専門学校・大学に通うためのポイントをチェックしていきましょう。
夜間”や”通信”という選択肢も
社会人の場合、日中は仕事がありますよね。
そこで、仕事後に勉強できる夜間制の学校や、自宅や仕事の隙間時間に勉強できる通信制の学校を選ぶことで、働きながら学ぶことが可能。
つまり、仕事の時間と、勉強の時間をうまく両立して確保することが大きなポイントです。
夜間学校の特徴
夜間学校は、名前通り夜に授業が行われる形式の学校です。
仕事後に授業が受けられるため、仕事と勉強の時間をそれぞれ分けて確保することができます。
昼間は仕事、夜間は勉強といったように、1日のスケジュールがハードになりがちですが、実際に教室に足を運んで授業を受けられる点も大きな魅力です。
同じ志の仲間を見つけることもできるでしょう。また、自宅では用意が難しい教材や機械なども学校であればそろっています。
基本的に、授業は平日に実施されますが、週末や休日に補習授業が行われる場合もあります。
通信の特徴
通信の特徴は、自宅にいながら自分の好きなタイミングで勉強できる点です。
高いスケジューリング力が必要ですが、教材によっては、オンライン授業を取り入れている場合もあり、まるで対面授業のような形で勉強することもできます。
在宅で仕事をしている方や、比較的自由なスタイルで働いている方にとって勉強しやすい形でしょう。
実務経験が必要な資格取得を目指している場合は、通信での学習と合わせて、アルバイトで実習を積んだり、スクーリングでカバーしたりする場合もあります。
働きながら通える専門学校・大学を選ぶポイント
続いては働きながら通える専門学校や大学を選ぶ際のポイントをご紹介しましょう。
社会人向けのコースがあるか
まずは、希望する学校に社会人向けのコースがあるかどうか確認しましょう。
社会人向けのコースは、働きながら勉強することを前提としたカリキュラムのため、夜間授業を開催している、オンライン授業を導入しているなど、仕事との両立がしやすい工夫が凝らされています。
なかには、通信といった形で学ぶことができる学校もあります。
ただし、いくら通信制であっても、年に何度か学校に行かなければならないこともあるため、事前に確認してスケジュール管理することが大切です。
実習期間はどのくらいか
保育系の資格など、目指している職業によっては、一定の実習を積む必要があります。そのため、仕事とのスケジュール調整をしなければなりません。実習期間が何日程度あり、どの時間帯で行われるのかも確認しておきましょう。学校のホームページを見たり、直接問い合わせたりして事前に実習期間や日程を把握し、仕事と両立できそうか確認しておくことが大切です。
通勤・通学がしやすいか
専門学校や大学に通うとなると、仕事場と自宅の行き来に加えて、通学の時間も発生します。
そのため、職場の近くにある学校、通勤で使う道中にある学校など、通いやすいかどうかもチェックポイントです。
通勤も通学も苦ではない位置にある学校を選ぶことで、時間と体力の節約になります。
社会人が専門学校・大学に通うときに意識したいこと
社会人が専門学校や大学に通うのは、簡単なことではありません。
限られた時間を無駄にすることなく、夢を叶えるために意識したいことをご紹介しましょう。
ゴールを明確にしておく
仕事と勉強、どちらも頑張るのはスケジュール的にかなりハードです。
そのため、なんとなく専門学校や大学に通っていると、挫折する可能性があります。
努力と時間を無駄にしないため、何を目標として勉強しているのか、ゴールをしっかり定めましょう。
ゴールを決めることで、足りない部分や強化するべき部分が発見できることもあります。
周囲にサポートしてもらえる環境を作る
仕事と勉強を両立させるには、周囲からサポートしてもらうのも大切です。
会社に事情を理解してもらったり、家族に支えてもらったりなど、周囲に理解してもらえるようきちんと話をしておきましょう。
何年学校に通う必要があるのか、どのくらいの頻度で学校に通うのか、より詳細な内容を伝えることを忘れてはいけません。
【働きながら通う専門学校・大学について】よくある質問
働きながら専門学校や大学に通うことに関する、よくある質問とその回答をまとめました。
正社員でも学業と両立できる?
正社員の場合でも、授業や仕事のスケジュール管理を調整することで両立することは可能です。
また、社会人として働き始めた後、再び学ぶことができるシステムである、リカレント教育を国が推進しています。
そのため、夜間や通信といった、社会人でも学びやすい環境を整えた学校も存在。
社会人でも目標や夢に向かってもう一度学び直すことができます。
学費はどのくらいかかる?
学びたい資格のジャンルや学校によって差がありますが、100~200万円程度学費が必要でしょう。
詳しい金額を知りたい場合は、希望する学校の公式ホームページや問い合わせるなどして確認しておくのがおすすめです。
一般的な学生に比べて夜間や通信といった形で学ぶ社会人向けコースでは、学費が安く済む場合もあります。
実際に働きながら専門学校・大学に通った人の声が聞きたい
ここでは、実際に働きながら専門学校や大学に通った方の声をご紹介しましょう。
これからキャリアアップを目指している、新たなことに挑戦しようという方は必見です。
「仕事と勉強の両立は正直簡単なことではなかったけれど、どうしても保育士になりたかったので必死に頑張りました。スケジュール帳を買って、あえてアナログで管理することで、仕事と勉強のバランスがとりやすかったです。私はまだ独身なので、両親や姉といった家族にサポートしてもらって頑張りました。今では念願の夢を叶えて、保育士として日々頑張っています」(20代/女性)
「もともとは事務職の仕事でしたが、将来定年まで続けていくイメージがもてず、何か手に職をつけてみたいという想いをずっともっていました。学費的にも年齢的にも1年なら挑戦しやすいと思い、1年制の製菓専門学校へ入学。時短勤務で夫や会社のサポートもあって無事に卒業し、今は夢だった親子パン教室を運営しています。レッスンも毎回ご予約が満席になるほど人気をいただいており、会社員として普通に働くことでは得られないような素敵な日々を送っています。(40代/女性)」
パティシエやショコラティエといったスイーツ系の仕事やパン職人などを目指したい場合は「神戸製菓専門学校」がおすすめです。駅からも近く、再進学者も多数のため、社会人でも通いやすい環境。また、昼と夜に1年制学科がある点も、社会人にとって魅力的なポイントです。
まとめ
社会人として働き始めてから、新たな夢や目標ができることもあります。
その夢や目標を叶えるために、はたらきながら専門学校や大学に通うことは可能です。
しかし、中途半端な思いや勢いで勉強を始めると、途中で挫折することも。
自分の目標やゴールを明確にし、周囲からの理解を得ることでより学びやすい環境に整うはずです。
社会人であっても夢をあきらめず、うまく仕事と勉強を両立して目標に向かって頑張りましょう。
パティシエを目指すなら神戸製菓専門学校で学びませんか?
パティシエや和菓子職人、カフェオーナーなどを目指したいのであれば、神戸の中心・三宮駅から徒歩10分のところにある神戸製菓専門学校がおすすめです。
製菓本科(昼2年制)では、在学中に国家資格「製菓衛生師」の取得を目指すことができ、卒業後は国家検定「菓子製造技能士2級」の受験資格も得られます。
なお、国家資格「製菓衛生師」の合格率は2年連続100%です。
スイーツ科(昼1年制)では、1年間の90%以上が実習・演習で毎日実習があり、スイーツの基礎のみならず応用まで身につけることが可能です。