将来カフェで働きたい方の中には、お家でラテアートを作る練習をしたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
この記事ではラテアートの作り方や必要な道具と材料、上手につくるコツについてご紹介していきますので参考にしてみてください。
ラテアートの描き方の種類
それぞれの特徴や違いをご紹介します。
フリーポア
ラテアートと聞いて一般的にイメージされるのがフリーポアです。
フリーポアはエスプレッソの上から、ピッチャーでスチームしたミルクを注ぎながらラテアートを描いていく技法です。
ラテアートの定番であるハートやリーフの模様は、このフリーポアによって描かれます。
エッチング
エッチングはスプーンやピックを用いてラテアートを描く技法です。
エスプレッソの上に乗せるのはスチームミルクだけでなく、フォームミルクの泡も使います。
フリーポアよりも自由度が高いため、細かいラテアートに向いています。
最近目にする機会が多い、カップから飛び出す形の3Dラテアートもエッチングの一つです。
ラテアートを作りに必要な道具と材料
まずはラテアートを作りに必要になる道具と材料を見ていきましょう。
【用意する道具】
- エスプレッソマシン
- 極細挽きができるグラインダー
- ミルクピッチャー
- ラテアート用のピック、ラテペン
- コーヒーカップ
【用意する材料】
- コーヒー豆
- 牛乳(成分無調整)
グラインダーは極細挽きができるものを選ぶようにしましょう。可能であればエスプレッソ専用グラインダーを持っているとより本格的なラテアートが楽しめます。
ミルクフォーマーはミルクのみを泡立てることのできる道具で、手動と電動のものがあります。
ラテアートの基本的な作り方
基本的なラテアートの作り方の流れを紹介していきます。
コーヒー粉をエスプレッソマシンにセットする
まずは、ラテアートのベースとなるエスプレッソを美味しくきれいに抽出しましょう。
グラインダーでコーヒー豆を粉にしたら、エスプレッソマシンのポルタフィルターに詰めるドーシングという作業を行います。
その次は、ポルタフィルターのバスケット部分に入ったコーヒー粉の厚みが均一になるようにならすレベリングという作業です。
その後、タンパーを使ってコーヒー粉を押し固めるタンピングを行います。
コーヒー粉の量やタンピングが不十分だと美味しいエスプレッソができません。
マシンにポルタフィルターをセットする前に、お湯を空出しすると抽出口をきれいにできます。
エスプレッソを抽出する
上記の作業を終えてエスプレッソマシンにセットできたら、いよいよ抽出です。
エスプレッソを美味しく抽出するための目安の抽出時間は20〜30秒、抽出量はシングル12〜25gです。
この基準を参考しながら何度も試して微調整をしてみてください。
スチーマーを使いミルクを泡立てる
エスプレッソの抽出中に、スチーマーを用いてスチームミルクを作りましょう。
ミルクピッチャーに牛乳を注いだらスチーマーのスイッチを入れます。
蒸気でミルクを温めて泡立てる仕組みですが、フォームミルク(泡)を上手に立てるにはコツがいるので始めのうちは難しいかもしれません。
スチーマの先端を表面から1cmほどの浅さで泡立てながらかき混ぜるのがポイントです。
エスプレッソにミルクを流し込む
ミルクを泡立てフォームミルクを作ることができたら、エスプレッソの上にミルクを注いでいきます。
基本的な注ぎ方としては円を描くようにしてミルクをエスプレッソになじませた後、仕上げに泡を乗せる感覚です。
泡をミルクピッチャーの先端で切るようにしてデザインを完成させます。
定番のラテアート
ハート模様
エスプレッソの上にフォームミルク(泡)で円形を作り、その中心をミルクピッチャーで切るようにしてハートを描きます。
ポイントはカップを傾けてミルクを上から注ぎ、ミルクとエスプレッソが混ざってからピッチャーを近づけること。
ハートの大きさはミルクを注ぐ勢いで調整します。
リーフ模様
ハートの次はリーフをマスターしましょう。
傾けたカップに上からミルクを注ぎピッチャーを近づけるところまではハートの描き方と同じです。
ミルクを注ぎながらピッチャーを左右に振ってカップを並行に戻したら、細く切ります。
葉っぱの左右の大きさを揃えるコツは、ピッチャーを一定に振るようにすることです。
まとめ
ラテアートはカフェで働くために必要なスキルです。
ラテアートに慣れるまではなかなか上手にできないかもしれませんが、練習を重ねるうちに上達していくはずです。
ラテアートには様々な種類がありますが、一度基本の作り方をマスターしてしまえば応用がききます。
まずは基本の作り方を覚えてコツをつかめるように頑張ってくださいね。
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