パン職人やパンに関する職業に就きたい方も多いのではないでしょうか?
パンに関する職業に就きたいのなら、パン業界について知っておくとこの先役立ちます。
この記事ではパン業界の職種や働くことのメリット・デメリットを紹介しているので参考にしてください。
パン業界の現状と今後の動向
日本人の主食はお米が主流でしたが、パンへと変わり始めています。
ここではパン業界の売上高ランキングも紹介しているので参考にしてください。
日本人の主食は米からパンへ変わりつつある
総務省「家計調査」家計収支編「家庭における1世帯当たりの米、パン、めん類の購入量の推移」では、2022年1月から4月までの間、米の購入量前年比は100.8%から89.8%までに減少。
一方パン購入の前年比は、93.9%から102.4%まで上昇しているのがわかります。
食パンや惣菜パンを、朝食や昼食で気軽に食べられるのが人気の秘密でしょう。
参考資料:総務省「家計調査」家計収支編
パン業界の売上高ランキング5(2021ー2022)
パン業界の売上ランキングを見ていきましょう。
ここでは「業界動向サーチ」によるパン業界の純利益や利益率、総資産、純利益を見てパンの企業をランキングにしました。
※()は売上高(億円)
このランキングを見ると山崎製パンが圧倒的に売上高が大きく、同時にビジネスの規模も大きいというのがわかります。
製パン業界の事業者の種類
パンに関わる仕事に就きたい方なら、職種を知っておくと自分に向いているか把握でき、仕事選びの幅が広がります。
商品企画
商品企画は消費者のニーズや市場を汲み取り、それに合わせた商品のアイデアを生み出します。
今流行っていることだけではなく、ターゲット層の嗜好や競合他社の動向などもチェックし、さまざまな角度で情報を分析。
その結果に基づき、パンの新商品を企画したりリニューアルの提案をしたりし、売上を上げるための販売戦略を行います。
研究・開発
研究・開発は商品企画部門と連携して行い、消費者のニーズに合わせた商品を実際に作りだす仕事です。
特に新商品を作る場合は商品企画で決まったコンセプトに従い、原料の選定や調合の微調整を行います。
研究や開発の仕事は試作して試食を繰り返し、理想とする商品を作り上げます。
生産ラインの管理
消費者に対して安全な商品を作るために必要な仕事です。
商品企画や研究・開発でGOサインが出たら、商品の大量生産に入ります。
生産ラインの管理は工場の設備機能に不備がないように、しっかりと生産体制を整えます。
また、新商品の場合は設備を新たに導入することも。
販売促進・営業
スーパーやホテル、レストランなどの店舗に対して、新商品の紹介や提案を行います。
実際に現場に出向き、売り場作りや試食販売などを行う場合も。
さまざまな場所へ足を運ぶため、他の職種よりも体力が必要な仕事です。
パン業界で働くことのメリット
パン業界で働くメリットはたくさんあります。
どのようなものかを見ていきましょう。
オリジナルのパンが作れる
パンの新商品を企画したり実際に作ったりできるので、パンが好きな人にはたまらない仕事。
普段から「こんなパンがあったらいいのに」「これなら人気が出そう」など考えている方ならパン業界で働くことで自分の才能が活かされるでしょう。
好きなことを仕事にできる
パンが大好きで、自宅でもパン作りしている方におすすめの仕事です。
パンに携わる仕事につけば、好きなことをしながら給料がもらえる状態になり、毎日を楽しく過ごせるはず。
また、自分の作ったパンが売れる喜びも味わえますよ。
勉強すれば独立も夢ではない
パン屋を開業するためには「製パン技術の習得」「経営知識」が必要です。パン業界で働いているうちにこれらを習得すれば、独立も夢ではありません。
実際に独立してパン屋を営んでいる方もいらっしゃいます。まずは製パン技術の習得から始めましょう。
こちらの記事もおすすめ:パン職人の仕事のやりがい・魅力について解説
強いメンタルが得られる
パン職人はパンを作るだけではなく、多くの人たちと関わる仕事です。
特に営業担当になったら、高いコミュニケーション能力が必要になります。
営業に行って断られることがあるかもしれません。
その過程で、強いメンタルを持てるようになるでしょう。
パン業界に入るために必要なスキル
パン業界に入るために必要な資格はありません。
そのため、パン職人になるためにはパン屋に就職するか、専門学校で技術を習得することが近道です。
また、パン屋で活かせる資格は
- パン製造技能士
- パンシェルジュ検定
- 食品衛生責任者
があります。
食品衛生責任者に関してはパン職人と直接関係がありませんが、パン屋を開業する際に取得する必要があります。
本来であれば受験するために実務経験しなくてはならない資格もありますが、製パンの専門学校に通えば実務経験がなくても受験できますよ。
詳しく知りたい方はこちらもおすすめ:パン職人に必要な資格とは?パンについて学びたい人におすすめの資格まとめ
まとめ
パン職人になるためにパン業界の職種やメリット・デメリットなどを紹介しました。
日本人の主食が米からパンに変わりつつあり、パン職人の需要も増えています。
パン業界自体なくなることは考えにくく、将来的にも安定した仕事です。
パン業界に入りたい方は、製パン技術の基礎をしっかり教えてくれる製パンの専門学校に通いませんか?
神戸製菓専門学校の製パン本科なら国家検定「パン製造技能士2級」の受検資格が取得でき、パン業界に入るときの強みになります。
さらに現場で必要なスキルやコミュニケーション能力も鍛えられ、パン業界に携わりたい方にもぴったりです。
ご興味がある方は、まずはお気軽に、無料の資料請求やオープンキャンパスを利用してみてくださいね。