副業としてパン屋さんで働きたいと考えているものの、何から始めたら良いのか分からずに迷っている人もいらっしゃるでしょう。
「今の会社を辞めて、パン屋さんで正社員として働きたい!」「独立してパン屋さんを開業したい!」という人にとって、パン屋さんの副業は数多くのメリットがあります。
この記事では、パン屋さんの副業をする方法やそのメリット、おすすめの資格についてご紹介します。
パン屋の仕事を副業にするには?
パン屋さんの仕事を副業にするには、どんな方法があるのかご存知でしょうか。その代表的な方法を見ていきましょう。
パン屋の求人に応募する
パン屋さんを副業にする最も一般的な方法は、パン屋さんの求人に応募することです。
パン屋さんの中には、積極的に働き手を募集しているお店もあり、業界未経験でも応募できる求人も存在します。
未経験者がパン屋の求人に応募する場合、いきなり契約社員や正社員になることは簡単ではありませんが、アルバイトであれば挑戦しやすいでしょう。
パン屋さんの求人情報は、求人サイトや転職アプリで見ることが可能ですが、個人経営のパン屋さんはネットに求人を出していないこともあるので、店舗で情報を確認することをおすすめします。
独立してパン屋を開業する
いずれは独立してパン屋さんを開業したいと考えているのであれば、本業と同時進行で、独立に向けて動き始めるのも手です。
ただし、独立してパン屋を開業する場合は、最初から上手くいかないこともあるということを念頭に置いておきましょう。
パン屋さんを黒字にするためには、美味しいパンを作ることはもちろん、他のパン屋や大手のコンビニ・スーパーといった競合店に負けない経営をしなければなりません。
本業と同時進行で新たなビジネスを始めるのは、かなり大変であることが予想されます。
移動販売のパン屋を開業する
移動販売(キッチンカー)のパン屋さんであれば、本業の合間に副業として活動しやすいでしょう。
移動販売(キッチンカー)のパン屋さんは店舗を持たない分、土地代や家賃がかからないので、初期費用が少ないのが特徴です。
また、キッチンカー内でパン作りの全ての工程が完結するため、スタッフを雇う必要もなく、自分のペースで出店できるので、副業にもしやすいというメリットがあります。
ただし、移動販売も店舗のパン屋さんと同じように、黒字経営を続けるのは簡単ではありません。
また、必要な準備や仕込みを1人で行う必要がある、天候によって売り上げが左右されるといった側面もあります。
パン屋を副業にするメリット
パン屋さんの仕事を副業にすることで、本業を続けながらパン業界の経験を積むことができるという大きなメリットがあります。
パン屋さんのアルバイトだけで生計を立てるとなると、かなり厳しい人も多いでしょう。副業であれば、空いた時間を有効活用して業務に慣れることが可能です。
また、現場で働くことによって、実際のパン作りに必要な知識や技術を学ぶことができます。新作パンの試食や売れ残ったパンをお得に入手できることも大きなメリットです。
パン屋の副業におすすめしたい資格
パン屋さんを副業にするのであれば、資格を取得していると有利になることがあります。パン屋さんにおすすめの資格をご紹介します。
パンシェルジュ検定
パンシェルジュ検定は、製パン業界で働く人はもちろん、パンが好きな一般の人にも人気が高い資格です。
この資格を取得すると、パンの作り方や器具の使い方、材料に関する知識、パン食の文化に関する知識があることを証明できます。
パン業界の実務経験がない人でも資格を受けることが可能で、公式テキストでしっかりと勉強をすれば合格できる内容なので、パン系の資格に初挑戦する人におすすめです。
3級、2級、1級と3つのレベルがあり、2級合格者のみが1級を受験することができます。
パン製造技能士
パン製造技能士とは、パン作りの技能を認定するための国家資格で、2級、1級、特級の3つのレベルがあります。パン製造技能士の試験を受験するためには実務経験が必要です。
2級を受験するには2年以上、1級の場合は7年以上、または2級合格後に2年以上、特級の場合は1級合格後に5年以上の実務経験があることが条件になります。
製パン系の専門学校に通えば、卒業後すぐに2級を受験することができる、7年より短い実務経験数で1級を受けられるといったメリットも。
1級や2級の学科試験では、食品やパン製造、材料などの知識を問われ、実技試験ではパンの製造作業を行います。
特級は、学科、実技ともにパン製造の工程管理や品質管理、作業管理などの知識やスキルが問われる試験です。
食品衛生責任者
店舗やキッチンカーを用いた移動式のパン屋さんを開業したいのであれば、食品衛生責任者の資格が必要です。
食品衛生責任者は、食品衛生協会が実施する計6時間の養成講習会を受講することで取得でき、飲食店や食品を扱うお店には必ず資格所有者を1人配置することが、義務付けられています。
栄養士や調理師、製菓衛生師などの資格を持っている人は、食品衛生責任者の取得が免除されます。
副業にパン屋を選ぶなら専門学校で学ぶのがおすすめ
パン屋さんの仕事を副業にする方法として、アルバイトの求人に応募する、独立してお店を開業する、移動販売を始めるという例をご紹介しました。
副業としてパン屋さんで働くことで、本業を続けながらパン作りの現場で経験を積めるというメリットがあります。
しかし、本業とは別にパン屋の仕事をこなすのは、体力的にもかなり厳しいかもしれません。特にパン業界未経験の人の場合は、覚えることも多く、精神的にも負担がかかるでしょう。
パン屋さんの副業を考えている未経験者は、パン屋さんで働く前に製パンの専門学校で必要な知識と技術を身につけることをおすすめします。
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1年で行う実習・演習は810時間で、パン作りの全工程をしっかりと学ぶことができます。就職時や開業時のサポートも充実しているので、安心です。
社会人を経験してから入学した学生も在籍しているので、ぜひオープンキャンパスや資料請求で雰囲気を見てみてくださいね。