19歳の決断。「ものづくり好き」が導いてくれたパン職人への道【学生インタビュー】

2025.06.21 | 製パン本科(昼1年制)学生生活在校生・卒業生インタビューお知らせ

ブログをご覧くださり、ありがとうございます!

今回のブログでは、大学進学した後、19歳で本校への再進学を決断した学生さんをご紹介します。


製パン本科 新矢さん
兵庫県立須磨友が丘高等学校出身
【入学時19歳】

部活に夢中だった高校時代

高校ではウェイトリフティング部に所属しており、最初は体験入部で「楽しそう」くらいの気持ちだったのに、気づけば本気で続けたいと思うようになって、推薦で大学にも進学しました。

でも、高校3年の終わりにケガをしてしまって、競技を続けるのが難しくなりました。
推薦が決まっていたので大学には進学したけれど、勉強内容にあまり興味が持てず…気持ちの整理はつかないまま、他の道を考えようかなと思い始めました。

「手作業が好き」から見つけたパン職人

次の道をどうしようか悩んでいるとき、母が「こういう道もあるんじゃない?」と提案してくれたのが、パン職人でした。

もともと手芸で部員のお守りを作ったり、ねんど細工など手作業が好きだったこともあり、「ものづくりができる仕事って楽しそう」と。

そんなときに見つけたのが神戸製菓専門学校で、実家からも近くて、パンを食べることも好きだったので、自分に合っている気がしてオープンキャンパスに参加しました。

作ることの楽しさを再確認したパンづくり体験

はじめて本格的にパンづくりを体験したオープンキャンパス。

粉から生地になって、発酵して、焼き上がってパンになる。
その過程が面白くて、「これやりたい!」と思いました。

パンって、作る日によって温度や湿度、水の温度まで変えて生地を調整するんです。
ただのレシピ通りじゃなくて、その一連の流れを自分の手でコントロールする感じがすごく面白くて、自分で考えながら自分の手で仕上がりが変わるからこそ、やりがいがあると感じています。

入学してよかったと思える毎日です

入学するまでは「本当にやっていけるかな」と思ったいたのが、今はそんな心配ゼロ!笑

実習では先生が優しく教えてくれるし、友達もみんな温かい。
今では「この道にしてよかった」と心から思っています。

あと講義では、製パン理論が楽しい!
例えば発酵の仕組みを学んで、それを実習で体感すると、より理解できて次はもっとうまく作ろうと思えます。

頭と体で覚えていく。私なりの体育会系のやり方です!笑

興味のないことは続けられない。やりたいことを選ぶ大切さ

今の目標は、ホテルで働くこと。
大きな厨房で、大勢のお客さんにパンを届けたいと思っています。

もし今、「大学を辞めようか迷っている」「中退後どうしたらいいかわからない」と悩んでいる方がいたら、
「大事なのは『辞めるかどうか』じゃなくて、『自分がどうしたいか』を考えること」とお伝えしたいです。

興味のない勉強を続けるより、私は好きなことをやりたい。
好きなことをやった方が楽しいし、楽しいと思えることはきっと続けられる。
私の場合、たまたまそれが「パンを作ること」だっただけ。

大学を辞めた先でも、ちゃんと自分の人生を作っていけると思います。

-----------

新矢さん、ありがとうございました!

▼新矢さんが所属する製パン本科はこちら