和菓子職人の具体的な仕事内容とは?

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この記事の執筆者神戸製菓専門学校

お菓子・パンの本場 “神戸“にある製菓・製パンに特化した専門学校です。 三宮駅から徒歩10分。国家資格合格率2年連続100%の製菓本科(昼2年制)、毎日実習で製菓技術の基礎から応用まで身につけるスイーツ科(昼1年制)、関西唯一、1年間でパン作りの知識・技術を身につける製パン本科(昼1年制)、全国的にも珍しい夜間課程、働きながら製菓・製パン技術を身につけることが出来るお菓子専科(夜1年制)、4つの学科があります。

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お菓子・パンの本場 “神戸“にある製菓・製パンに特化した専門学校です。 三宮駅から徒歩10分。国家資格合格率2年連続100%の製菓本科(昼2年制)、毎日実習で製菓技術の基礎から応用まで身につけるスイーツ科(昼1年制)、関西唯一、1年間でパン作りの知識・技術を身につける製パン本科(昼1年制)、全国的にも珍しい夜間課程、働きながら製菓・製パン技術を身につけることが出来るお菓子専科(夜1年制)、4つの学科があります。

和菓子職人の仕事内容

口の中でやさしく広がる甘さだけでなく、芸術作品のような繊細な美しさが魅力の和菓子はいつの時代も人気のある商品です。

「食べる人を感動させるような和菓子を作りたい」と感じて、和菓子職人を目指す人もいるかと思いますが、和菓子職人は実際にどんな仕事をしているのか、具体的な仕事についてはなかなか分からないと思います。

そこで今回は、和菓子職人の仕事内容を紹介していきます。

 

和菓子職人の仕事内容とは

和菓子を作る

和菓子職人は、長い歴史と伝統のある和菓子から、創作和菓子といった新しいものまで、見た目にも華やかで美しく、美味しい和菓子を作るために腕を磨かなけれななりません。

和菓子作りは「餡炊きに始まり、餡炊きに終わる」と言われるほど難しいものです。

一人前の和菓子職人になるまでには何年もの修行期間があります。

皮まで柔らかい風味の良い餡を作れるように、まずは「あんこ」づくりを学び、そのお店の伝統を引き継げるように、和菓子職人は和菓子を作り続けます。

和菓子は日常的に親しまれているのはもちろん、様々なシーンを引き立てるのにも一役買っています。

茶会に用いられる和菓子は「茶席菓子」、慶弔諸事の引き出物に使われる菓子を「引菓子」、舞部や長唄など和物の発表会に土産物とされるものを「まき菓子」と言います。

伝統的な作り方で、和の趣を現代の生活スタイルや様々な場面に合う小さな和菓子にして、人々に届けるのが和菓子職人の基本となる仕事です。

接客販売

出来上がった和菓子をお店で販売するのも和菓子職人の仕事の一つです。

お客様がいつでも美味しい和菓子を購入できるように、和菓子を店頭に並べます。

和菓子は見た目の美しさや季節感が魅力の一つです。

全ての和菓子の魅力が引き立つように、陳列にも工夫を凝らしている和菓子やさんがほとんどです。

お店を訪れてくれたお客さんに対しては、お菓子の特徴を説明したり、贈答用か自宅用かなどを聞き商品をおすすめしたりする気配りも求められます。

ただ購入してもらうだけでなく、またお店に来てもらえるようにお客様をよく観察し、好みをつかむことも必要でしょう。

ヒットの出る新商品の開発

ヒットの出る新商品の開発

和菓子は季節や自然の風物を表現した小さなお菓子です。

一つ一つが宝石のようなものであり、作り手の個性と感性が映し出されます。

お店に並ぶ和菓子は季節の移り変わりとともにどんどん変化していきますが、毎年並ぶ定番の商品以外に、新商品を加え、お客様を楽しませることも和菓子職人の仕事です。

新商品の開発にはアイディアやオリジナリティーやセンスが求められます。和菓子に関する知識や製造技術を習得した上でアレンジをしたり、消費者の好みや味覚の流行、季節を取り入れて新しい和菓子を作り出していきます。

このように作られる和菓子は当然、作り手の個性が込められています。自分のアイデアを生かすことができるのも和菓子職人の仕事の面白さでしょう。なんども試作をして、師匠や職人仲間に意見をもらい、商品を店頭に並べることができたときには、大きな達成感を得られるでしょう。

見た目の楽しさをデザインする

和菓子は見た目の美しさや可愛らしさも大きな特徴です。

「持って帰りたくなる」「ずっと眺めていたくなる」見た目を考慮して、和菓子を制作することも和菓子職人の重大な使命です。

特に季節感の表現は重要になります。

梅雨の時期には紫陽花をかたどった和菓子、夏には涼しげな水ようかんや水まんじゅう、秋には栗きんとんやおはぎなど、季節に合わせた創意工夫が大切です。

食べるのがもったいないような美しさで、見て楽しく、食べて美味しい。それが和菓子の魅力なのです。

日本の伝統文化について学び、発信する

日本の伝統文化について学び、発信する<

和菓子の美しさ、楽しさ、美味しさを伝え、その魅力や可能性を感じてもらえるように人々に発信していくのも和菓子職人の重要な役割です。

和菓子は日本の伝統的なお菓子です。

深く理解するためには、茶道をはじめ冬至や夏至といった節句、俳句の勉強も欠かせません。

特に、健康的な和食が海外で人気だったり、東京五輪を前に日本独自の文化が注目されたりするなか、海外からの和菓子への関心も高まっています。

ただ和菓子を作るだけでなく、そこにある日本の四季の美しさをきちんと伝えることが求められます。

若い世代や海外に向けて、和菓子を通して日本の伝統文化を広く発信することも和菓子職人の仕事の一つと言えるでしょう。

若い職人に技術を伝える

どんなに小さな和菓子店であっても、その店の看板商品があります。

伝統を守りつつもお店ごとのオリジナリティーが色濃く出る和菓子業界では、そのお店の伝統を受け継ぐ和菓子職人を育てることは腕のある和菓子職人がしなければならない仕事の一つです。

製造直販の和菓子店は家族経営であることが多く、後継者不足による廃業も少なくありません。

長く人々に親しまれている味を閉ざさないためにも、若い職人に技術を伝え、育てることは大切な仕事です。

和菓子職人として独立・店舗を経営する

多くの和菓子職人にとってのゴールは、自分のお店を持つことかもしれません。

独立開業するとなると和菓子職人としての腕だけではなく、経営の能力も必要になってきます。

製造の合間に経理などの事務仕事もしなければならず、忙しい毎日ですが、自分の作った和菓子が多くの人に届くのはこの上ない喜びとなるでしょう。

まとめ

和菓子職人の仕事は、和菓子作り以外にもさまざまな仕事があり、商品の開発や接客、後継者の育成や店舗経営など多岐に渡ります。

商品を作るところからお客様のところに届くまで、また長く食べ続けてもらうために、臨機応変に勉強や行動していくことが求められます。

>>和菓子職人になるための方法はこちら

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パティシエや和菓子職人、カフェオーナーなどを目指したいのであれば、神戸の中心・三宮駅から徒歩10分のところにある神戸製菓専門学校がおすすめです。

製菓本科では、在学中に国家資格「製菓衛生師」の取得を目指すことができ、卒業後は国家検定「菓子製造技能士2級」の受験資格も得られます。

なお、国家資格「製菓衛生師」の合格率は2年連続100%です。

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