華やかでおしゃれなイメージがあるパティシエは、今大人気の職業!
実際に全国の小中学生を対象とした「2019年将来就きたい仕事ランキング」でも、女子で1位を獲得しています。
そこでこの記事では、そんなパティシエに憧れる中学生のために、パティシエになる方法を解説。
中学校卒業後の進路の決め方や、中学生の今のうちからやっておくべきことなどについて紹介していきます。
パティシエの仕事内容
おいしいお菓子を作って、お客様を笑顔にするのがパティシエの仕事です。
洋菓子店やレストラン、ホテルの式場などで、見た目も美しく、おいしいケーキや洋菓子を焼きあげます。
その主な仕事内容は職場によって少し異なりますので、一つ一つ紹介していきますね。
パティスリー(洋菓子店)勤務の場合
スイーツの専門店であるパティスリー(洋菓子店)やケーキ屋さんで働くパティシエは、スイーツを作るのが主なお仕事です。
小さなお店の場合は、生地作りから仕上げまで一人でこなすのが一般的。
また、お店によってはレジ業務など店頭での接客・販売を担当することもあります。
それに対して何人もパティシエがいるような大きなお店の場合は、それぞれの担当に分かれて作業することも多いです。
生菓子と焼き菓子などスイーツの種類や、生地作り・焼成・仕上げなど工程ごと分かれて作業を行います。
レストランやホテル勤務の場合
レストランで働いているパティシエは、コース料理の最後に出されるデザートを担当するのが主なお仕事です。
テイクアウトとはまたちがった、お皿を使った盛り付けやデコレーションで、特別な時間を華やかに演出します。
また、ホテルで働くパティシエは膨大な量の洋菓子を製造するため、チーム体制で分業して仕事を進めます。
ホテル内でお客様に提供されるデザートや、実施されるイベントに合ったスイーツを製造します。
ブライダル勤務の場合
結婚式場や挙式プランがあるホテルで働くパティシエは、コース料理のデザートのほかに、ウエディングケーキやデザートビッフェで提供されるスイーツを作るのが主なお仕事です。
特に、新郎新婦の要望に合わせてオーダーメイドで作ることもあるウエディングケーキは、ブライダル勤務のパティシエの腕のみせどころ!
繊細で芸術的な飴細工や、アーモンドと砂糖を練り合わせたマジパンで作った人形を上に乗せて、世界に1つしかないオリジナルケーキを完成させます。
パティシエにはどうやったらなれる?
味だけでなく、見た目の美しさで人々の心を楽しませてくれるパティシエのお仕事。
そんなパティシエになるためには、大きく分けて以下の2つの方法があります。
・お菓子作りが学べる学校に通う
・パティスリーなどお店で修行する
それぞれの方法について詳しく紹介していきましょう。
お菓子作りが学べる学校に通う
現在、パティシエになるための方法としては製菓の専門学校などのお菓子作りが学べる学校に通うのが一般的です。
洋菓子作りの基礎について、一から丁寧にプロから指導を受けられます。
また、卒業後もパティスリー(洋菓子店)やホテル、レストランなどさまざま職場への就職や、自分でお店を開くためのサポートが受けられるので安心です。
パティスリーなどお店で修行する
パティスリーなどのお店で未経験から働いて経験を積むというのも、パティシエになるための方法の一つです。
実際、製菓専門学校がまだ存在しなかった頃は、パティシエ志望者はお店で修行するというのが一般的でした。
もちろん現代でも、未経験OKの洋菓子専門店に飛び込んで修行すること自体は可能です。
しかし、お金を払って教えてもらう立場となる専門学校とちがって、店舗ではあくまでもお給料をもらって働く立場。
このためゆっくり丁寧に教わるというのは少し難しく、「職人の技を目で見て盗む」といったように自ら積極的に学ぶ姿勢が大切になります。
パティシエを目指すには?中学校卒業後の進路の決め方
それでは、今大人気の職業の一つであるパティシエを目指すには、中学校卒業後、一体どのような進路を選べばいいのでしょうか?
たしかに、「中学校を卒業したらすぐにお菓子作りを学びたい!」という人のために、製菓コースや製菓学科がある高校もあります。
このためパティシエを目指すための中学生の進路としては、普通科の高校に進学。
高校を卒業後、こういったお菓子作りが学べる学校に入学するのがおすすめです。
パティシエとなるのに有利な資格はある?
お菓子作りの学校に行くことは、パティシエとなるのに有利な資格を取得するにも役立ちます。
パティシエとなるのに有利な資格としては、ともに国家資格である製菓衛生師と菓子製造技能士があげられます。
製菓衛生師は多くのパティシエが持っている資格で、お菓子作りの技術だけでなく、食品を取り扱う上で大切な衛生に関する知識が身に付きます。
菓子製造技能士は、洋菓子を作るのに必要な知識と技術を持っていることの証明となる資格です。
筆記試験だけでなく、実際にデコレーションケーキの仕上げやモンブランの製造などの実技試験があります。
将来パティシエとして働くまでに、やっておいた方がいいことはある?
それでは、パティシエを目指している中学生が、今のうちに夢を叶えるためにできることや、将来パティシエとして働くまでに、何かやっておいた方がいいことはあるのでしょうか?
英語の勉強を頑張る
そもそもパティシエとは、フランス語で「菓子製造人」という意味です。
実際、全てのパティシエにとって、洋菓子の本場であるフランスは憧れの留学先や研修先。
このためもし「いつかフランスで修行したい!」「フランスでパティシエ留学したい!」という夢がある場合は、フランス語を勉強する必要があります。
いきなりフランス語は難しくても、英語の授業はきちんと受けて、パティシエとなるまでに日常会話ができるレベルまでは習得しておくとよいでしょう。
また、最近では日本国内にも本場フランスから出店するお店も増えてきています。
たとえフランスで修行する気がなくとも、フランスや英語が話せればこういったお店で雇ってもらえる可能性が高くなり、活躍の幅が広がるでしょう。
数学もきちんと勉強しておこう
パッとイメージが結びつかないですが、実はお菓子づくりは計算の連続!
「35%と47%の生クリームから、38%の生クリームを作って!」
「直径15cmのホールケーキのレシピを直径12cmに直して!」
現場ではシェフから、実際にこのような指示がとんできます。
算数や数学もケーキのための勉強!と思えば、ちょっと学校の勉強も楽しくなるかもしれませんね。
おいしいお菓子を食べて、たくさんお菓子を作ろう
そのほか、将来パティシエになるまでにやっておいた方がいいことは、なるべくたくさんのお菓子に触れることです。
練習というよりも、あくまでお菓子作りを楽しむというイメージで、自分の食べたいお菓子や興味のあるお菓子を作ってみてください。
また、見た目がきれいでおいしいお菓子を作るには、敏感な味覚や美的センスが求められます。
ぜひ家族や友達と、有名なパティシエの洋菓子店やおしゃれなカフェなど、気になるお店をどんどんまわって、自分のセンスをみがいてくださいね。
千里の道も一歩から!今からパティシエの夢に向かって少しずつ前に進もう
現在パティシエを目指す方法としては、高校卒業後、お菓子作りが学べる製菓専門学校で学ぶのが一般的です。
このためパティシエを目指す中学生の皆さんが今頑張っておくべきことは、学校の勉強を頑張ることです。
特に英語や数学など将来パティシエとなった時も使うことが多い科目は、現場に出ても困らないようしっかり勉強しておきましょう。
ちなみに神戸製菓専門学校は、神戸の中心・三宮駅から徒歩圏内にある、スイーツ作りが学べる専門学校。
またいつかの未来、素敵なパティシエの卵たちにお会いできる日を楽しみにしています!
パティシエを目指すなら神戸製菓専門学校で学びませんか?
パティシエや和菓子職人、カフェオーナーなどを目指したいのであれば、神戸の中心・三宮駅から徒歩10分のところにある神戸製菓専門学校がおすすめです。
製菓本科では、在学中に国家資格「製菓衛生師」の取得を目指すことができ、卒業後は国家検定「菓子製造技能士2級」の受験資格も得られます。
なお、国家資格「製菓衛生師」の合格率は2年連続100%です。