ショコラティエを目指したいけれど、年収ってどのくらいなのだろう?
そんな疑問を抱えている方もいることでしょう。
そこで今回は、ショコラティエの年収について徹底解説します。
年収の高いショコラティエを目指す方法や、必要なスキル、取得すべき資格にも触れています。
ショコラティエとして安定した生活を送りたい方、成功したい方はぜひご一読ください。
ショコラティエとはどんな仕事?
洋菓子を作る専門職をパティシエといいますが、その中でもチョコレートを専門に扱う職業がショコラティエです。
チョコレートのお菓子を作ることはもちろん、チョコレートを使用したお菓子全般を担当することが特徴です。
商品の企画から、レシピの開発、製作などが仕事内容になります。
チョコレートは扱いが難しい、デリケートな食材です。
そんなチョコレートの特性を理解しながら製品の企画を考え、製造しなくてはなりません。
さらに、接客や商品のPR、場合によりチョコレート菓子以外の商品を製造したりなど、マルチにいろいろな業務をこなすことも。
チョコレートを扱う技術だけでなく、製菓業全般の技術、業務、経験が必要な仕事です。
ショコラティエの年収は?
ショコラティエはパティシエに含まれるため、詳細な年収データはありませんが、厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査」によると、製パン・製菓などの製造業に従事する職種の平均年収は約340万円でした。
月収で見てみると、約25万円です。
ただし、この金額は総支給額のため、実際にもらえる給与は少なくなります。
約25万円から、社会保険料、住民税、所得税などが天引きされた金額が手取り額になることを覚えておきましょう。
年収の高いショコラティエの特徴
では、年収の高いショコラティエにはどのような特徴があるのでしょうか。
有名企業や大手企業に勤めている
多くの給与の高いショコラティエは有名企業や大手企業に勤めているという特徴があります。
大手チェーンの洋菓子店や、大手ブライダル企業、有名ホテルチェーンなど活躍の場はさまざまです。
入職しても役職で給与に差はありますが、基本的に有名企業、大手企業は給与が高い傾向にあることを覚えておきましょう。
高い技術力がある
さらに、高年収のショコラティエは技術力が高いことも特徴のひとつです。
高い技術力があれば、勤め先に関係なく世間に認められやすくなります。
技術力が評価されれば、より待遇のよい職場へ引き抜かれるケースもあるようです。
コンクールの受賞など実績がある
製菓業界では国内外問わず、多くのコンクールが開催されています。
ショコラティエが参加できる代表的なコンクールは、チョコレートに特化した世界最高峰のコンクール「ワールドチョコレートマスターズ」や、「ワールド・ペストリー・チーム・チャンピオンシップ」などさまざま。
年収が高いショコラティエはコンクールで実績を残している方が多いのも特徴になります。
独立して自分のお店を持っている
独立して自分のお店で成功したショコラティエは、雇われのときより高い給料を得ているケースがあります。
お店を存続させるためには、それなりの努力が必要ですが、人気店となれば高い年収を得られるため、志が高い人は、独立を目指してみるのもよいでしょう。
ショコラティエとして年収をアップさせるには?
ショコラティエとして年収をアップさせるためには、高い技術力を身に付けることがなにより大切です。
諦めずにコツコツと技術を高めた人だけが、一人前として認められ、よりよい待遇を得られると考えてよいでしょう。
高い技術力を身に付ければ、大手企業への就職や、コンクールの受賞などにもつながります。
一流ショコラティエが在籍する有名店などへの引き抜きの声も、かかりやすくなるでしょう。
さらに経験を積み実績を残せば、銀行からの融資を受けやすくなり、独立も夢ではありません。
神戸製菓の製菓本科では、豊富な実習で製菓の基本技術をはじめ実践力まで身に付けることができます。
卒業生は、全国の有名なホテルやパティスリーに就職しており、業界でも信頼のあるスクールです。
ショコラティエ志望の方向けに、チョコレート技術に特化したショコラゼミもあります。
技術力のあるショコラティエを目指したい方は、まず神戸製菓専門学校のホームページをチェックしてみてください。
神戸製菓専門学校
年収の高いショコラティエを目指す人におすすめのスキルや資格
収入が高いショコラティエになるためには、必要なスキルを磨いておくことが大切です。
また、知識や技術の証明になる資格を取得しておくことも、就職に有利なポイントになります。
では、必要なスキルや取得すべき資格とは何か確認していきましょう。
お菓子作りのスキル
ショコラティエに必要不可欠なスキルが、お菓子作りの技術です。
種類や素材などチョコレート自体の知識はもちろん、調味料の配合やデザインなど、製品が完成するまでの一貫した技術が要求されます。
これらの技術は習得するまでが大変で時間がかかりますが、ショコラティエとして成功するためには、絶対に必要なスキルです。
商品開発のスキル
ショコラティエは商品を開発する能力も求められます。
新製品を生み出す想像力やアイデアは、店舗の売り上げを左右する要素のひとつです。
作る能力があっても売れる商品作りができなければ、消費者の期待に応えることは難しくなるでしょう。
飽きられない商品を開発するスキルがショコラティエには必要とされます。
製菓衛生師
「製菓衛生師」は製菓に従事する人の資質と、公衆衛生の向上を目的に設けられた国家資格です。
公衆衛生学や、栄養学、衛生法規、食品学などの筆記試験に加えて、製菓(和菓子、洋菓子、製パンのどれかひとつ)の実技試験があります。
この資格に合格すると、店舗開業に必要な「食品衛生責任者」を講習会に参加せず取得できるという嬉しいメリットも。
食品に関係する店舗を営業するときは、経営する本人が食品衛生責任者になるか、従事する者のなかから1名、責任者に指定しなければならないため、就職に有利になりやすいでしょう。
菓子製造技能士
一定レベル以上のお菓子作り全般の技術と知識があることを証明できる資格に「菓子製造技能士」があります。
「和菓子製造作業」「洋菓子製造作業」で分けられ、それぞれ1級と2級があることが特徴です。
実務経験のみの場合であれば、1級は7年以上、2級は2年以上の経験年数が受験資格として必要ですが、製菓専門学校を卒業すれば2級はすぐに受験ができます。
難易度が高いといわれている資格ですが、取得しておけば製菓の技術があると認められやすくなるので、挑戦してみるとよいでしょう。
まとめ
ショコラティエの年収は決して高いとはいえませんが、技術力があれば高収入を目指せる職業です。
世間から認められれば独立をする道もあり、大きな成功をつかめる可能性を秘めた、夢のある仕事でもあります。
技術力があるショコラティエを目指すなら、まずは製菓学校へ入学し、製菓に関するあらゆるスキルを磨くところからスタートさせてみてはいかがでしょうか。
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製菓本科(昼2年制)では、在学中に国家資格「製菓衛生師」の取得を目指すことができ、卒業後は国家検定「菓子製造技能士2級」の受験資格も得られます。
なお、国家資格「製菓衛生師」の合格率は2年連続100%です。
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