パティシエが持っておくべき製菓道具とは?

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この記事の執筆者神戸製菓専門学校

お菓子・パンの本場 “神戸“にある製菓・製パンに特化した専門学校です。 三宮駅から徒歩10分。国家資格合格率2年連続100%の製菓本科(昼2年制)、毎日実習で製菓技術の基礎から応用まで身につけるスイーツ科(昼1年制)、関西唯一、1年間でパン作りの知識・技術を身につける製パン本科(昼1年制)、全国的にも珍しい夜間課程、働きながら製菓・製パン技術を身につけることが出来るお菓子専科(夜1年制)、4つの学科があります。

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お菓子・パンの本場 “神戸“にある製菓・製パンに特化した専門学校です。 三宮駅から徒歩10分。国家資格合格率2年連続100%の製菓本科(昼2年制)、毎日実習で製菓技術の基礎から応用まで身につけるスイーツ科(昼1年制)、関西唯一、1年間でパン作りの知識・技術を身につける製パン本科(昼1年制)、全国的にも珍しい夜間課程、働きながら製菓・製パン技術を身につけることが出来るお菓子専科(夜1年制)、4つの学科があります。

洋菓子作りには、材料だけでなく、計量や混ぜる、焼くといった工程に使う道具の準備が欠かせません。

これらの道具によって、緻密に計算されたおいしい洋菓子を作ることができます。

洋菓子関連の道具にはさまざまな種類があり、意外と知らないアイテムも。

そこで今回は、パティシエが持っておくべき製菓道具をまとめました。

パティシエを目指すなら製菓道具の種類を頭に入れて、シーンごとにうまく使い分けましょう。

パティシエに必要な「計量類」の道具

まずは、パティシエにとって欠かすことのできない、計量類の道具をチェックしていきます。

デジタルスケール

電池式のはかりで、0.1g単位といった細かな分量まで明確に量れる点が特徴です。

洋菓子店などでも広く活用され、中には、ボタンひとつで器の重さを差し引くことができるなど、便利な機能が搭載されていることもあります。薄型で軽量のものが多く、収納のしやすさにも長けている道具です。

アナログスケール

電池が必要ない、アナログ式のはかりです。

電池切れの心配がないため、予備として持っておのにもよいでしょう。

ただし、上に重いものをのせっぱなしにしていることなどが原因で壊れることもあるため、保管の際には注意が必要です。

計量カップ

計量カップは、牛乳や生クリームなど、洋菓子によく使われる液体を量る際に重宝します。

温度の高い液体でも計量できるよう、耐熱素材でできたアイテムを選ぶのがおすすめです。

計量スプーン

少量の粉や液体を量る際に使用する道具です。

小さじ(5ml)や大さじ(15ml)のほかに、さらに小さな計量スプーンも存在します。

パティシエに必要な「包丁類」の道具

続いては、パティシエがよく使う、包丁類の代表的な種類をご紹介しましょう。

ペティナイフ

ケーキやタルトなどをデコレーションする際に使用する定番のナイフです。

主に、果物やドライフルーツなどの細かい材料をカットする際に使用します。

刃渡りはおよそ8~13cm程度のアイテムが多く、フランス語で「プチクトー」と呼ばれることもある包丁です。

波刃

その名の通り、刃がギザギザと波打っているナイフです。

やわらかいものも切りやすく、ケーキスポンジ生地パイなどをカットする際に使用します。

刃渡りはおよそ25~35cmと、比較的長めのものが多く、フランス語ではクトーシーと呼ばれている包丁です。

パレットナイフ

スパチュラとも呼ばれるナイフで、天板に流した焼く前の生地や、仕上げのデコレーションに使う生クリームの表面を滑らかに整える際に使用する道具です。

カステラナイフ

刃渡りが長く、刃の厚みが薄い、カステラをカットする際に使用する包丁です。

刃に凹凸がないものが定番で、ステンレス製や日本鋼といった素材が使用されることが多い傾向。

日本独特の包丁で、スポンジ生地などのやわらかいものをカットする際にも役立ちます。

パティシエに必要な「生地作り」の道具

洋菓子の土台になる生地作りに必要な道具を見ていきましょう。

ボウル

洋菓子の材料を混ぜる際に欠かせない道具です。

こねる冷やす温めるなど、さまざまなシーンにおいて重宝します。

ステンレス製やプラスティック製、耐熱ガラス製など、さまざまな素材のボウルが存在しており、複数個用意してシーンによって使い分けるのもひとつの方法です。

泡だて器

材料を混ぜたり、生クリームを泡だてたりする際に使用します。

ワイヤーの数や太さによって、作業効率や仕上がりに違いが出るため、うまく使い分ける事が重要ポイントです。

ハンドミキサー

泡だて器の電動バージョンです。

ボタンひとつで回転速度を変えることができ、作るお菓子に合わせて調整できます。

電動のため、時短で生クリームなどを泡立てることが可能です。

粉ふるい

ケーキ生地やクッキーといった焼き菓子によく使われる、小麦粉などの粉類をふるってダマをなくす際に使います。

目が細かい粉ふるいを選んでおくと、裏ごしや粉糖での飾りつけといったシーンでの活用が可能。

大きさや形状にもいくつか種類があるため、使いやすいものを選んでみてください。

めん棒

円柱上の道具で、主に生地を薄く伸ばす際に使用します。

木製やプラスティック製が定番。

めん棒は洋菓子だけでなく、パン作りにもよく使用されます。

パティシエに必要な「仕上げ」の道具

洋菓子を美しく仕上げるための道具も、パティシエにとって重要なアイテム。

仕上げに使用する代表的な道具をチェックしてみましょう。

ケーキクーラー

焼き上がったケーキや焼き菓子を冷ますために使用します。

熱を逃しやすくするため、網状になっているものが多く、四角や丸など、形はさまざま。

なかには、重ねて使えるケーキクーラーもあります。

回転台

台が回るよう設計されており、スポンジ生地などをのせて使用します。

スポンジ生地をのせて台を回しながらスライスしたり生クリームを塗ったりすると、美しく仕上げることが可能です。

口金・絞り袋

口金を絞り袋の先に入れ、生クリームなどを絞る際に活用します。

口金の形によって、さまざまな形状のクリームが出せるため、デコレーションデザインにマッチする口金を選びましょう。

パティシエに必要な「型取り類」の道具

ケーキやフィナンシェなどの焼き菓子、クッキーといった洋菓子をきれいな形に整えるための道具です。

代表的な型は以下の通り。

  • ケーキ型
  • シフォン型
  • タルト型
  • パウンド型
  • フィナンシェ型
  • マドレーヌ型
  • パイ型
  • マフィン型
  • プリン型
  • ゼリー型
  • 抜き型
  • セルクル
  • カードル

ケーキ型やシフォン型、パイ型には、底が抜けるタイプもあります。

底がないタイプのセルクルやカードルも、パティシエが持っておきたい道具のひとつ。

作りたい洋菓子に合わせた型を手に入れましょう。

パティシエに必要な「調理機器」

洋菓子に火を通す際に欠かせないのが、調理機器です。

どのような調理機器が必要なのか、代表的なものをまとめました。

オーブン

ケーキの生地や焼き菓子を焼き上げるのに欠かせない調理機器です。

庫内上下から熱を加えるデッキオーブンや、熱風で加熱するコンベクションオーブンなどがあります。

蒸し器

蒸す工程が必要となる洋菓子では、蒸し器を使用します。

オーブンやコンロなどの加熱では出せない、しっとりとしてふわふわな食感が再現可能です。

道具は中古でも十分に使えるものがある

パティシエは、幅広い種類の洋菓子を作るため、様々な種類の道具が必要です。

すべて新品で購入しようとすると、それなりにコストがかかるため、中古品を購入するのもおすすめ。

ステンレス製の道具であれば耐久性に優れているため、ほとんどの場合、中古品でも問題なく使うことができます。

より良い道具を手に入れるために、中古品を購入する際には隅々まで道具の状態をチェックしてから購入するのがポイントです。

ただし、電子機器粉ふるいザルといった道具は経年劣化しやすいため、中古品は避け、新品を購入したほうが良いでしょう。

まとめ

洋菓子作りには、専用の道具が多数あります。

作る洋菓子によって使用する道具が異なる場合もあるため、パティシエを目指すなら、複数種類の道具をそろえておかなければなりません。

多くの道具をそろえるとなると費用が多くかかるため、中古品をうまく取り入れるのもひとつの方法です。

パティシエがよく使う道具の種類を把握し、必要なものをきちんとそろえましょう。

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